田んぼと畑の自給教室 ~味噌作り教室~

今年最初の「田んぼと畑の自給教室」は、「味噌作り教室」でした

この時期は田畑作業はないため、今回は午後から。
そのため、午前中は予行練習も兼ねて1度味噌を作ってみました

こちらが、今週完成した根本さんの「麹室(こうじむろ)」。本格的です


完成した麹はこんな感じです。



さて、この麹と大豆と塩の3つで味噌はできます。

大豆は1晩水に冷やしておきます(水に浸けて大豆に水分を吸わせること)

これをグツグツ煮ます。大豆は煮ると結構アクがでるので、取り除きます。
また、途中、「びっくり水」を入れると良いそうです。


親指と小指でつぶせるぐらいまで柔らかくなったら、麹菌が動ける40℃以下まで冷まします。



この冷やした大豆と麹と塩と合わせます。


「根本流」は、左側から右側へ、次は右側から左側へ、麹と大豆の山を動かしていくように混ぜ合わせます。



混ぜ終わるとこんな感じ


これを今回は「足踏み」してつぶすことになっています。
ただ、試しにビニール袋に入れて畳の上で踏んでみたところ、細かくはつぶれないこと、またビニールが固い麹で破れやすいこともわかりました。

そこで、足踏みは樽の中でやり、また仕上げをしたい人はミンチを使えるということにしました



一通り味噌作りを試してみてお昼タイム。
根本さんが玄米もちをご馳走してくれました
練炭で焼いて食べるという、なんとも良い雰囲気


醤油をつけたら「激うま」超、美味しい


私の持ってきた玄米おにぎりも焼いちゃいました
(あとで、子供たちに食べられちゃいましたが



さて定刻になり、味噌作りのスタートです
まずは、大豆を冷ますところからスタート
大豆の煮汁も試飲してもらったら「甘くて美味しい」という反応。そうなんです、大豆の煮汁はイソフラボンたっぷりで甘くて美味しいんですよ~

また、煮豆も試食してもらうと、こちらも「美味しい~
ほんと、大豆って煮ただけでも十分美味しいんですよね~


さてさて、大豆が冷えたので、麹と塩とあわせてみんなで混ぜ混ぜします。参加者みんなで、右へ左へ移動させながら混ぜ合わせます。


混ぜ合わったら、あとは、つぶすだけ

そして、今回の目玉の「足踏み」です
この足踏み、思いのほか盛り上がりました

足踏みをした奥様達の反応は「気持ち良い~
ぷにぷにしているのが良いのでしょうかね?


子供たちもたくさん入り、なんだか、五右衛門風呂に入っているよう




ある程度、足踏みで潰した後は、大豆の粒や麹の形がある程度残ってしまっても「手作り風」で良い方は、このまま樽詰めしてもらい、市販のもののように細かやなものにしたい方は、ミンチを通してもらいました。

最後に、潰したもので味噌玉を作って空気を抜き、


樽に押し込んで行きます。


綺麗に味噌を詰めて、こんなになりました。さすが主婦の技、お見事



これで仕込みは完成です

多少、表面に白い酵母膜ができますが、これはこれで気にならなければ食べてしまって大丈夫です。秋にはとっても美味しい「手作り味噌」が出来上がっていますよ~


さて、一通り味噌作りが終わった後、根本さんがおやつに、特別に「無農薬天日干し玄米もち」を杵と臼で作ってくれました

こちらはお子様が、恒例の「子供用」の杵と臼でペッタンペッタン。かわいいですね


また、今回はのし餅、お米、大豆などを陳列して販売してみたところ、ちょこちょこ売れたようです。やっぱりきちんと販売するべき、ですね。


今回は13~16時ぐらいの3時間だけでしたが、それでも濃密な時間を過ごすことができました。
年間会員の方にとってはこれが最終回。ほぼ1年に渡って通い続けてくださって、本当に有難うございました

一方で、今回も新規の参加者がいらっしゃいました。

みなさんにはご都合がつけば、ぜひ次年度もよろしければご参加いただければと思います


味噌作りはとても人気であり、かつ、あまり人数が多いとやりきれないため、今回は人数を制限して開催しました。

2月も「特別追加日程を用意しており、2月11日(月・祝日)と2月16日(土)に開催します。

まだお席に余裕があるので、「味噌作りをやってみたい」「市販の味噌より、圧倒的に美味しい本当の味噌を作ってみたい」という人は、ぜひご参加ください

詳細はみん村のホームページからどうぞ→コチラ


そして、これから次年度の設計を煮詰める必要があります。

・持ち出しが多く、実質赤字なので、このままの会費では運営が継続できない
・既存の参加者から「あまり人が増えて欲しくない」といった声があった
・とはいえ、参加者を増やさないと根本さんのファンが増やせない

などの状態から、お休みの際の振り替え制度や野菜のお値引き特典をつける代わりに会費を上げること、参加出来るコースを「お米作りコース」や「大豆・味噌作りコース」など別途増やすことなど考えています。

今月中に制度設計をし終えて、次年度に向けて準備をしたいと思います。

冬は「増ゆ」の時期。

春に芽吹き、花を咲かすためにエネルギーがどんどん溜まっていく時期です。

この1年間、みなさまから頂いた笑顔と応援を糧に、根本さんと力をあわせて、また素晴らしい実りがあるプログラムを作っていきたいと思います。

これからも、どうぞよろしくお願いします