田んぼと畑の自給教室 9月開催!

16(土)、17(日・祝日)に、「田んぼと畑の自給教室」を開催しました

今月は多くのみなさんが待ち望んだ「稲刈り」です

そして、2日間でなんと100人を超すみなさまにご参加頂きました
天候も優れない中、本当にありがたいことです


さて、9月中旬になると、ほとんどの田んぼは稲刈りが終わっていて、根本さんの無農薬田んぼだけが、広がる稲の草原と化しています。


頭を垂れる稲穂かな



この時期の根本さんは、毎日睡眠3時間ぐらいで働き通しです。そしてイベントの前日は子供の運動会があるのにも関わらず、運動会が始まる前の朝と終わった後の夜、一生懸命準備をしてくれました。感謝感謝です

私も、朝から準備をがんばりました。特に300mぐらいのオダをほぼ一人で準備しましたよ


なんとか準備を整えたものの、この2日間で一番の懸念材料は
ここ数日の天候を見ていると、突然スコールのような雨が来るものの、ずっと降っているということはなく、稲刈は十分できると判断していました。


さて、当日の朝。
まずは、空にむかって「どうぞ、今日は稲刈が無事にできますように」とお願い

朝早い準備中にザーッと大粒の振りましたが、ありがたいことに、イベント開催の時には、稲刈りは支障なく出来るように晴れてくれましたおてんとさま、ありがとう

開催時刻近づいてくると、みなさんが集まってきました。
特に、初日は70名を超す参加者がいて、タイのTV局や運営メンバーをあわせると、80名を超す、なんだかすごい人数になっていました


さて、朝のご挨拶をした後、まずは田んぼで根本さんから稲刈りの方法の説明です。
稲刈り初体験の方がほとんどなので、鎌で怪我がないことだけは徹底注意。


説明が終わった後、早速、みんなで田んぼに入って稲刈開始


稲刈りの風景は、絵になりますね~


どの家族も力を合わせて、刈って、束ねて、紐で結んで、オダにかける、という作業を楽しそうにやっていました



「ザクザクっという音がきもちいいね~」といった感想が多く、「もっとやりたかった」というお声も頂戴しました

やっぱり「稲刈体験」は、一度は体験しないといけませんよね


ただ、2日目は強風でテントも吹っ飛びそうになり、オダは倒れるというハプニングが
オダが倒れてかなり精神的にダメージを受けましたが、そこは根本さんが「大丈夫だよ」といってお昼も食べずに直してくれました。なんて優しくて健気なお方


さて、収穫の秋は稲刈りだけでは終わりません
みんなでお昼をワイワイ食べた後、午後は畑の作業です

畑に行くと、先月みんなで蒔いた「そば」は、もうこんなにきれいな白い花を咲かしていました。可憐できれいですね~


まずは、みんなで「さつまいも」の収穫
おいも掘りは大人も小さい子供も、みんなが楽しめる人気のイベントです
あちこちから、楽しそうな声が響いていました


うちの子も参戦して、にっこり



さて、お次は「落花生」の収穫です。
実がきちんと入ったのは11月に収穫しますが、早採りで、今回、「生落花生」として収穫します。

「落花生が土の上になるか?土の下になるか?」という根本さんの質問に「上になる」と思っている人もいれば」「下になる」という人も。

正解は、もちろん土の中です。

引っこ抜いて落花生が実際に土の中から出てきたのをみて、子供たちは驚いていました。可愛いですね~

大人も興味津津です



落花生を収穫した後は、みんなでニンニクを植えました。
ニンニクの1片をそのまま球根のように植えるのですが、案外みなさん知らないようで、「へ~、ニンニクって種を蒔くのだとおもっていましたよ」という人もいました。

こういった畑の現場に触れて体験をすることは、大人にとっても子供にとっても、良いものですね~



一通り仕事をして、みんなでいつものおやつをたっぷり食べて、今回もたっくさんのお土産をお持ち帰り頂きました。

今回も、いつものお客様はもちろん、初めてのお客様にもたくさん参加して頂きました。私の友人家族や、いつものお客様のご紹介の方など、毎回新しい出会いがあり、とても嬉しいですし、ありがたいです

と同時に、こういった「体験イベント」を欲している方が、たっくさんいるということですよね~。

相性もあると思いますが、一度参加頂ければ、大体の方に「おもしろかった」と思って頂ける内容にしているつもりなので、引き続き、楽しんで頂けるよう知恵を練り、根本さんと話し合いながら企画をしていきたいと思います


そして、、、2日目のイベントが終了した後は、根本さんが修復してくれたオダに、いったん外して地面においた稲束を1束1束かける作業を日暮れまで頑張りました



もちろんこれで終わりではありません。
「無農薬米」ということであれば、コンバインで刈ってしまえばいいのですが、「無農薬の天日干し米」を作っているので、残っている稲はまだまだたっくさんあります。

天日干しにすると、稲が最後の力を振り絞って葉っぱで光合成をして、その全エネルギーを子孫を残す種(お米)に集中するといいます。そしてゆっくり熟成していくので、風味豊かでお米本来の美味しさが増すと言われています。

美味しいお米をたっくさん作って、10月の収穫歳でみんなに食べてもらいたいと思います。
そのためには、これからが本番
頑張って天日干しするぞぉ~



最後に、準備も大変でしたが、今回は雨があったり、取材があったりとドタバタして、お客様にきちんとした心配りができていなかったと反省しています。

心に余裕が無いといけませんね

頂いてるお金にあった体験の場は提供出来ているのかもしれませんが、本当はもっと準備をきちんとし、当日はいろいろな人とお話して心配りをしたいという思いもあります。

とはいえ、人を雇う程の余裕はなく、根本さんは実質持ち出しというのが現状です。


とにかく、1年目は今の体制できちんと回して、出来るだけ1人1人のお客様にコンタクトを取り続けやりきりたいと思います。
そして、いったん落ち着いたら、例えばボランティアスタッフなどを募集したり、NPO化するなど、組織や運営体制も考えてみたいと思います。


何はともあれ、大きな事故や怪我もなく、天候にも恵まれ、2日間無事に開催できて本当によかったです。

ご参加頂いた皆様、ご協力頂いた皆様、根本さん、本当に有難うございました

次回は、10月20日(土)、21(日)を予定しています。
丹波黒大豆の枝豆の収穫、そばの実の収穫、そして餅つきや天日干し米をみんなで食べる収穫祭をやります。ご都合がつく方は、ぜひお越しください

詳しくは、みんなの農村ネットワークのホームページをご覧くださいね♪