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「食と命の教室」のブログ♪

2017年

2月

18日

2017年度 第1回「食と命の教室」

やって参りました、2017年度、1回目の「食と命の教室」です

毎年、色々な大人がまじめに楽しく学ぶこの寺子屋のような教室。

今年は単発の方がとても多く、最後にはお申込みをお断りしたほどです

年間にお申込み頂いた方からは「実は、2~3年前からホームページをチェックしていたんです」というお言葉も
嬉しいですね~

さて、例年通りまずは自己紹介から始まりましたが、今年のみなさんは、ものすごく熱い方がたくさんいました。

マクロビ、あなたと健康などを学んでいる方が半数近くいて、また社会園芸を学んでいる大学3年生から74歳のおばあちゃんまで、まあ、本当に色々な方にご参加頂きました

特に、参加された方々が専門的な仕事をされていて、とても熱い初回となりました。

例えば発達障害支援をしている方がいまして、「お弁当にナゲットとジャガリコを持たせてくるお母さんが『先生、子供を治して下さい』と言ってくるんです」と嘆いていました。

その方は子供の食事を変えようと、有機農産物などで料理をしたものを食べさせることで改善がみられることがわかったそうです。
しかし、どうしてもコストもかかるので自分で有機農業を始めることを決意して、既に農業の学校に通っていて、来年には畑をどこかで借りて農業を始める、ということは決めている方でした。

また、不妊やアトピーの治療をされている方は、「栄養学では限界もあり、またそもそもの精子・卵子が危機的状況で、そこから変えるためには、文化・食卓などの在り方から変えなければと思うようになった」ということで、参加されたそうです。

専門家が行き詰まり、たどり着くところが「食べ物」であり「食卓」であるということに、私も大きな刺激を受けました

「安全・安心」ということは第一義ですが、その先には、「食卓の在り方」、つまり、「食生活」を見直す必要があるということですよね。

さて、自己紹介で1時間ぐらいかかってしまいましたが、そのぐらい熱い教室、今年が楽しみです


その後、いつものごとく里山の散歩です。
今回は時間が押していたので、1,000年以上続く田んぼ地帯と100年ほど前に開墾された畑地帯の2つを見学するのですが、田んぼ地帯だけ見学しました。



高柳さんの話では「我々みたいに地域に根差して生きて来た者には、日本中を歩いても、あぁ、ここは昔から人がすんでいたところだな、というのがわかるんです」と言います。

つまり、山裾の水が沸くようなところは稲作が出来るので、昔から人はそういったところに住み着いてきた、ということです。

逆に台地というか、山の上など、水の手が無いようなところに住宅地があると、「あぁ、ここ100年ぐらいで出来た場所だな」という判断がつくそうです。

千葉では利根川沿い、また新潟や秋田などの大きな平地で今は大規模の稲作が行われていますが、あくまで近年に開拓されたもので、「昔は灌漑設備が整っていなかったから、平地は水の手が悪く、人は住めなかったんだよ」というのは、なるほど~、ですよね

さて、お昼になったので、高柳さんが自分で建てた小屋に戻って、お母さんの美味しいランチです


みなさん「お食事も楽しみにしていたんです」とバクバク食べていました。
何人もの方から「どうやって作っているか、高柳さんの奥様に聞いてみたいです」という言葉出るほど

やっぱり、お母さんの料理は美味しいですよね~

さらに、高柳家特製の甘酒も出てきて、みんな「美味しい~普段、家で作っているのと違う」とびっくりしていました。



さて、午後は「夏野菜の種蒔き」です

高柳家は、いつもこの時期にナスとミニトマトの種を蒔きます。
といっても、ハウスが無いととても育てられませんので、素人の私たちは苗から買った方がいいですけどね

で、まずは苗床作りをします。

まずは「ピートモス」という苔の化石のような保水性がある土をほぐします。


次に鹿沼土という、栃木県鹿沼地域にある土を混ぜ合わせ、ほぐします。
鹿沼土は昔から「保水性があるけど排水性もある土」といわれ、長く農業用の土として重宝されてきたんですよ。

種はゴマのような小さなものなので、土を良くほぐし、混ぜ合わせます。


さて、次は、この混ぜた土を種蒔きポットに入れます。


きれいに入れると、こんな仕上がりになります。


次に水をかけます。種を蒔いてからだと水に流されちゃうからですね。


さあ、いよいよ、ゴマより小さい種を蒔いていきます。

まず、指先で種の3倍ぐらいの穴をあけます。


そこに1粒1粒種を蒔いていきます。


1粒1粒蒔くのは大変なんですよ~
ナスはゴマ粒ぐらいなので、撒いてあるかどうかわからないでしょ?


こんな感じです。


でもミニトマトはさらに小さく、風が吹けば飛んでしまうほど


種があるかどうかがわからない感じです


最後に温床にのっけて、ビニールをかけて終了です。
これで10日ちょっとで芽が出ます。夏に向けて少しずつですが育てていくんですね。


種蒔きが終わった後は、サニーレタスの収獲
包丁で収穫するなんて、普通の人はしたことがないですものね。
さらに袋詰めなんて、素人の方はやったことがないので、みんな「難しい」と言いながら、楽しくやっていました



さてさて、畑仕事が終わった後は、改めて最初の教室に戻り、今年1年でやりたいこと、プログラムや日程のすり合わせをしました。

また、「堆肥ってどう作るんですか?」とか、「有機農業と自然農法ってどう違うんですか?」といった質問も活発に出ました。

高柳さん、実は病み上がりでいまいち調子が出ていなかったのですが、参加者の熱に促されて、尻上がりに調子を上げてきて、いつも以上にお話もたっぷりでしたよ

今年は熱い人が多く、とても楽しみな1年になりそうです。

毎年思うのですが、こういった大人が学べる「寺子屋」のような場所はとても大事ですし、年々、近代日本人の食べ物や病気が悪化していく中、それに比例して、こういった教室に関心を寄せる人が増えていっていると思います。

この教室も5年目。

高柳さんが存命な限りやっていこう、と語り合っているライフワークです。

今年は参加人数が多いかもしれませんので、ご関心がある方は、単発でも結構ですので、お早めにお申込み下さいね。

詳細は→こちらから

今年も楽しく深く学び、良きご縁を繋げていきたいと思います

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2017年

2月

18日

2017年度 第1回「食と命の教室」

やって参りました、2017年度、1回目の「食と命の教室」です

毎年、色々な大人がまじめに楽しく学ぶこの寺子屋のような教室。

今年は単発の方がとても多く、最後にはお申込みをお断りしたほどです

年間にお申込み頂いた方からは「実は、2~3年前からホームページをチェックしていたんです」というお言葉も
嬉しいですね~

さて、例年通りまずは自己紹介から始まりましたが、今年のみなさんは、ものすごく熱い方がたくさんいました。

マクロビ、あなたと健康などを学んでいる方が半数近くいて、また社会園芸を学んでいる大学3年生から74歳のおばあちゃんまで、まあ、本当に色々な方にご参加頂きました

特に、参加された方々が専門的な仕事をされていて、とても熱い初回となりました。

例えば発達障害支援をしている方がいまして、「お弁当にナゲットとジャガリコを持たせてくるお母さんが『先生、子供を治して下さい』と言ってくるんです」と嘆いていました。

その方は子供の食事を変えようと、有機農産物などで料理をしたものを食べさせることで改善がみられることがわかったそうです。
しかし、どうしてもコストもかかるので自分で有機農業を始めることを決意して、既に農業の学校に通っていて、来年には畑をどこかで借りて農業を始める、ということは決めている方でした。

また、不妊やアトピーの治療をされている方は、「栄養学では限界もあり、またそもそもの精子・卵子が危機的状況で、そこから変えるためには、文化・食卓などの在り方から変えなければと思うようになった」ということで、参加されたそうです。

専門家が行き詰まり、たどり着くところが「食べ物」であり「食卓」であるということに、私も大きな刺激を受けました

「安全・安心」ということは第一義ですが、その先には、「食卓の在り方」、つまり、「食生活」を見直す必要があるということですよね。

さて、自己紹介で1時間ぐらいかかってしまいましたが、そのぐらい熱い教室、今年が楽しみです


その後、いつものごとく里山の散歩です。
今回は時間が押していたので、1,000年以上続く田んぼ地帯と100年ほど前に開墾された畑地帯の2つを見学するのですが、田んぼ地帯だけ見学しました。



高柳さんの話では「我々みたいに地域に根差して生きて来た者には、日本中を歩いても、あぁ、ここは昔から人がすんでいたところだな、というのがわかるんです」と言います。

つまり、山裾の水が沸くようなところは稲作が出来るので、昔から人はそういったところに住み着いてきた、ということです。

逆に台地というか、山の上など、水の手が無いようなところに住宅地があると、「あぁ、ここ100年ぐらいで出来た場所だな」という判断がつくそうです。

千葉では利根川沿い、また新潟や秋田などの大きな平地で今は大規模の稲作が行われていますが、あくまで近年に開拓されたもので、「昔は灌漑設備が整っていなかったから、平地は水の手が悪く、人は住めなかったんだよ」というのは、なるほど~、ですよね

さて、お昼になったので、高柳さんが自分で建てた小屋に戻って、お母さんの美味しいランチです


みなさん「お食事も楽しみにしていたんです」とバクバク食べていました。
何人もの方から「どうやって作っているか、高柳さんの奥様に聞いてみたいです」という言葉出るほど

やっぱり、お母さんの料理は美味しいですよね~

さらに、高柳家特製の甘酒も出てきて、みんな「美味しい~普段、家で作っているのと違う」とびっくりしていました。



さて、午後は「夏野菜の種蒔き」です

高柳家は、いつもこの時期にナスとミニトマトの種を蒔きます。
といっても、ハウスが無いととても育てられませんので、素人の私たちは苗から買った方がいいですけどね

で、まずは苗床作りをします。

まずは「ピートモス」という苔の化石のような保水性がある土をほぐします。


次に鹿沼土という、栃木県鹿沼地域にある土を混ぜ合わせ、ほぐします。
鹿沼土は昔から「保水性があるけど排水性もある土」といわれ、長く農業用の土として重宝されてきたんですよ。

種はゴマのような小さなものなので、土を良くほぐし、混ぜ合わせます。


さて、次は、この混ぜた土を種蒔きポットに入れます。


きれいに入れると、こんな仕上がりになります。


次に水をかけます。種を蒔いてからだと水に流されちゃうからですね。


さあ、いよいよ、ゴマより小さい種を蒔いていきます。

まず、指先で種の3倍ぐらいの穴をあけます。


そこに1粒1粒種を蒔いていきます。


1粒1粒蒔くのは大変なんですよ~
ナスはゴマ粒ぐらいなので、撒いてあるかどうかわからないでしょ?


こんな感じです。


でもミニトマトはさらに小さく、風が吹けば飛んでしまうほど


種があるかどうかがわからない感じです


最後に温床にのっけて、ビニールをかけて終了です。
これで10日ちょっとで芽が出ます。夏に向けて少しずつですが育てていくんですね。


種蒔きが終わった後は、サニーレタスの収獲
包丁で収穫するなんて、普通の人はしたことがないですものね。
さらに袋詰めなんて、素人の方はやったことがないので、みんな「難しい」と言いながら、楽しくやっていました



さてさて、畑仕事が終わった後は、改めて最初の教室に戻り、今年1年でやりたいこと、プログラムや日程のすり合わせをしました。

また、「堆肥ってどう作るんですか?」とか、「有機農業と自然農法ってどう違うんですか?」といった質問も活発に出ました。

高柳さん、実は病み上がりでいまいち調子が出ていなかったのですが、参加者の熱に促されて、尻上がりに調子を上げてきて、いつも以上にお話もたっぷりでしたよ

今年は熱い人が多く、とても楽しみな1年になりそうです。

毎年思うのですが、こういった大人が学べる「寺子屋」のような場所はとても大事ですし、年々、近代日本人の食べ物や病気が悪化していく中、それに比例して、こういった教室に関心を寄せる人が増えていっていると思います。

この教室も5年目。

高柳さんが存命な限りやっていこう、と語り合っているライフワークです。

今年は参加人数が多いかもしれませんので、ご関心がある方は、単発でも結構ですので、お早めにお申込み下さいね。

詳細は→こちらから

今年も楽しく深く学び、良きご縁を繋げていきたいと思います

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2017年

2月

04日

食と命の同窓会

土曜日は「食と命の教室」の年に1度の同窓会でした。

高柳さんとご縁が出来た方は、何かしら生き方に影響を受けます。

また、1年を通じて語り合った仲間は、つながりが深くなります。

1回しか参加していない方も、ここが好きで、高柳さんが好きになると、来たくなります。

そんなご縁が出来た方々が、「教室後、どうなったか?」といった近況報告をしあうのが「同窓会」です。

先月に最終回を迎えた2016年度のメンバーはもちろん、1回目の方も含め、みんなで集まり、みんなでご飯を作り、語り合いながら、高柳さんのお話も聞く。

話は尽きないわけです

実家のご両親が病気になったとか、自分の生きざまをこうしようと思います、とか、みんな、その後、色々あるわけです。

たぶん、世の中の人は「いろいろ」なことがある。

でも、それを普段の生活では見せない、語らないですよね。

そんなことを、このメンバーなら語れる、ということで、色々話をしてくれます。

そして話の内容もそうですが、そんなみんなと場を一緒に出来る。

嬉しいですよね~

遅い人は、仕事が終わった18時過ぎに来まして、最後は20時ぐらいまで。

楽しい1日でした。

そして18日から始まる2017年度の方々も、こういったご縁が出来ると思うとワクワクします

今年度も、素敵なご縁ができますように

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2017年

1月

28日

「食と命の教室」2016年度最終回!

土曜日は、2016年度、最後の「食と命の教室」でした

4年目となるこの教室も、これで最後。

本来は11月で終了なのですが、昨年、9月が休校となったため、振替で1月にご要望があった「味噌作り」をすることになったのです。


いつものメンバーに加え、過去参加された方など、小学生3人もあわせてにぎやかにスタートしました

まず、高柳さんがこの日のために仕込んでおいた糀をみんなで見学。

そして糀と塩を混ぜる「塩切」という作業からスタートです。

糀は発酵をさせるために必要ですし、甘みにもなります。
一方で塩は雑菌の繁殖を抑え、塩味になります。
この二つを良く混ぜることで、上手に味噌が発酵していくわけで、また甘みと塩海のバランスがとれるわけですね


味噌の材料は、「塩」「糀」「大豆」の3つとシンプル。
高柳さんは「小糸在来」という超美味しい在来種の大豆を育てています。
これを1晩、水に浸けてふやかしてから、3~4時間、釜でことこと煮ます。
指でつぶれるぐらいになった豆を水切りして、先ほどの塩切した糀と混ぜ合わせていきます。


高柳家の凄いところは、普通は塩切りした糀と大豆をむらなく混ぜあわせてからミンチにかけるところを、混ぜ合わせずに目分量でミンチにそれぞれ順番に投入していくところ

塩切糀をひしゃくに山盛り1杯に対し、煮大豆を軽めの2杯投入する、という感じなんですね。

農家さんによって、本当に味噌作りって、色々ありますね~

さて、ミンチがあることで、昔は足踏みでつぶしていた味噌作りはとっても楽になっています
投入した糀と大豆を一緒に混ぜて、棒で押し出していきます。


すると、このように、にょろにょろと出てきます。子供たちも大喜び


あとは、これを各自の容器に空気を抜いて詰めていき、ふたをして秋まで寝かせたら完成です

その間、大豆のゆで汁で乾杯
大豆のゆで汁って、3~4時間も煮ると旨味成分・甘み成分が溶け出して、本当に優しい甘さで美味しいんですよ~



さてさて、お昼ご飯を食べた後は、畑仕事です。

といっても、この時期は収穫するぐらいしか仕事がありませんので、みんなで、畑に残った三浦大根の収獲です。


74歳のおばあちゃんと小学1年生が一緒に収獲。とっても良い光景ですね~


大根畑のあちこちで、昨年作った菜種用の菜の花が咲いていました。
ほろ苦くて美味しいんですよね



大根を欲しいだけ、好きなだけ収穫し、各自10本ぐらい山分けした後は、今度はサニーレタスの収獲です。
明日の出荷分も含め、包丁で切り収穫をし、袋詰めの仕方も高柳さんから指導が入ります。



子供も含め、出荷用とお土産用の両方を詰めていきます。こんな体験も面白いですよね~


畑作業が終わったあと、最後に、みんなから1年の振り返りを1人1人からしてもらい、高柳さんから、この1年の事を振り返りながら、自分が農業を志したころから今に至るまでのお話を頂きました。

高柳さんが18歳の頃ですから、約50年前は農業など「汚れ仕事」は「下に見られる仕事だった」と言います。
例えば、仲間が畑で仕事をしていると、そこを通り過ぎた親子が「ほら、ちゃんと勉強しないと、ああなっちゃうよ」という言葉が聞こえて来た、と言う話を聞いて「なんで、そんな言われ方をしなくてはいけないんだ?」と思ったそうです。

高柳さんは頭も良かったので、地元では一番の進学校に中学時代の先生はみんな行くように説得してきたそうです。
しかし、「農家になる」と高柳さんは決めていたので「余計なお世話だ」ということで断ると同時に、「子供の将来を考えるのが先生なのに、全く考えない。先生は間違っている」と思ったそうです。

そして、最初は近代農法を学び、その後、いろいろあって町長になり、30を過ぎた頃におかげさま農場を立ち上げました。

50年の歴史の中で、2001年に有機JAS法が制定され、「ようやく市民権を得たな」と仲間と語り合ったようですが、それまで農薬を使わない農家は「かわっている・おかしなやつ」という目で見られてきたわけです。

農家という生き方、仕事を通じ、地域に根差し、本来の人間の生き方は何か?を今でも考えて続けている生きた哲学、またそれを体現している生き方に、毎年この教室に参加された方々は共感をし、自分の人生を考えます。

もともとこの教室に来る方は、何か問題意識を持ちながら、周りの人とはそういったことを語り合う人がほとんどいない世の中に疑問を持っています。
あるいは、そういったことを学びたい、と思った時に、この教室を知って参加します。
あるいは、過去の参加者からの紹介で通う人も毎年います。

みんな朗らかで、人としての魅力がたくさん詰まっている方々が参加します。
もしくは、農村の風景や高柳さんの存在で、みんな普段は出せていないところをオープンに出来るのかもしれません。

そんな家族のようなみなさんとこれで最後というのは寂しくもありますが、何事も区切りがあるから、人は次のステップへ進めるものです。

今回は最終回ということで、いつもはみんな解散しているのですが、飲んでお泊りする方もいて、私も久々のお泊り

高柳さんは飲み過ぎて途中で寝てしまいましたが、また途中で起きて、夜中の1時ぐらいまでみんなで語り合いました。
こういった大人が率直に語り合える場は本当にいいな~と思います

最後に、参加者の1人がこんな本を参加者に配ってくれました。
今までとりまとめた写真をなんとまとめてくれたのです


素敵なお昼ご飯や


高柳さんのギター姿や、娘さんとの稲ワラ納豆作りの風景など


感動ものです

来年はこういったものを私が作ろうと思いました。

2016年度は比較的こじんまりしていた分、いつも以上に親密に過ごせたと思います。
みなさん、ありがとうございました。

そして2017年度は2月18日からスタートです
新年度は整体師や大学生、74歳のおばあちゃんから小学生も参加予定で、雑多な、そして個性豊かなみんなでまた新しい雰囲気の教室になるでしょうね。

ご関心がある方は、ぜひ、1度参加してみてくださいね。
今までと違った人生、有機農業農家として大地に根差した生き方を体現している高柳さんに大いに影響を受けると思いますよ。
そしてかけがえのない仲間も出来ると思います。
https://www.minson.jp/shyokutoinochi/

新年度も素敵なご縁がたくさんできることを楽しみにしています

この教室をやっていて、本当に良かった

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2016年

11月

26日

食と命の教室 稲わら納豆作り♪

今年最後の「食と命の教室」

今回は、みんなが楽しみにしていた「稲わら納豆作り」です


一番人気といっても過言ではないこの「稲わら納豆作り」ですが、昔の人は、何でもわらで作っていた、ということが体感できます。

縄をゆったり、野菜を入れる容器、むしろ、かすを集めて布に入れてわら布団、などなど。

プラスティック製品が出てくる前は、色々なものがわらで作られていたんですよね~

で、稲わら納豆、といいますが、用意するのは「大豆」と「稲わら」だけなんですね。

まず、わらには色々な菌がくっついているのですが、とくに人間が「納豆菌」と呼んでいる菌が強いのです。

だから、ここに栄養豊富なたんぱく質の塊の煮大豆を入れて保温するだけで、納豆菌が一気に繁殖して、納豆になってしまうんですね~。

ということで、大事なのは稲わらで煮た大豆を入れる容器の「つと」というものを作る作業なのです。

高柳さんのところでは「つとっこ」という呼び方をしていました。

その「つとっこ」を作ります。

高柳家の無農薬の稲わらがこれ。高柳さんのお手製です
これには枯れ葉の部分もついているので、出来るだけ茎の部分だけにするよう、葉っぱを落とす作業をします。


これがその道具。
歯がついていて、この間にわらを通してこいでいく作業を「すぐる」といいます。
わらをすぐることで、余計な部分が落ちていくんですね。


わらすぐりの作業はこんな感じです。ぼんぼこ余計な部分が落ちていきます。


そのわらを使って、みんなで編んでいきます。初参加の方ばかりなので、みんな真剣そのもの。


その後、1つ1つ丁寧に編んで納豆の入れ物を作るのですが、男性は大雑把、女性は1つ1つ丁寧に作る傾向があり、仕上がりがまるで違いました
これが、ある女性の参加者の編んでいるもの。
初めてでもきれいでしょ?やはり性格がでるものですね


これをまとめるとこうなります。


さあ、これでつと作りはほぼ完成です。

ここに煮た大豆を入れていきます。

高柳家の小糸在来という大豆は、有機農業の世界では有名な美味しい大豆で、煮豆のままで十分美味しいんですよ
これを先ほど出来上がったつとに入れていきます。


入れたら、中に仲人さんと呼ばれるワラを1本入れて、結んで出来上がりです。


これを紙袋と毛布で包んで、最初は電気カーペットなどで熱を与えて2~3日経つと納豆の出来上がりです


これが上手に納豆に出来ると本当に美味しいんですが、なかなか保管が難しいんですよね~。

さてさて、稲わら納豆作りが思ったより時間がかかり、遅めの昼食。
いつも通り、お母さんの美味しい手料理でお腹いっぱいです


さて、昼食後は恒例の三浦大根の収獲です
青首大根と違って、がっしり根を張っている三浦大根。上手に抜かないと腰をやられてしまうので、高柳さんのように腰を入れて、真上から抜かないといけません。

これも上手下手がありまして、本当に農作業というのは体で覚えるものなんだと実感します


持ち帰れるだけ三浦大根を抜いた後、いつもの座談会タイム。

今回は、参加者の一人が最近みた「いきたひ」という「看取り」の映画を観て感銘を受けていて、「親の介護や看取り」の話などで、私も久々に親父のことを思い出しました。

高柳さん達、農村に暮らす60代の方々は、「親を看取る」のは当たり前でした。
だから、日常的に「うちのじいさんもそろそろだな。お前のとこはどうだ?」とか「俺ももういつ逝ってもおかしくないぞ(笑)」といった「死」についての言葉が何気ない会話でも出てきます。

確かに、同級生が地域に20~30人いて、その親がちょうど死んでいく時期なので、お葬式も毎月ありますし、市街地に住み、故郷というものがあまりない私のような立場からみれば、「生と死」というのはとても日常なんですね。

特別なものではない、そういった生活に触れることが出来て、私も少しずつ「死」というのは当たり前のものだという気がしてきました。

一方で、「いきたひ」という映画の事を教えてもらって初めて知ったのですが「看取り士」という仕事があるそうです。

「最後をどう迎えたいか?」を家族も含めて話し合い、付き添う専門家。

医者だけではそこまでケアーが出来ません。

確かに葬儀屋が全盛の時代ですが、都市部住民にとっては、日常ではない死については「看取り士」というのはとても貴重な存在なのだろうな~と思いました。

その他、高柳さんの家から車で10分ぐらいのところに住む参加者の女性のお話が印象的でした。

「私たちは、離婚なんて考えられなかった。結婚したら、もうそれで家に入るもので、仕方ないというか、それ以上はなかった。だって出ていくにも家がないしお金もないし。親を面倒みたりするのは当たり前。自分の姉が病気になって、娘たちが看病をしないで施設に入れるというのを聞いてびっくりした。今の職場もまじめに仕事をする人はほとんどいない。朝少し早く来て掃除をして、それから仕事を始めるのが当たり前だという教育を受けてきたのに、今はそうじゃないのよね。私がおかしな人なのかと思ってしまうような感じなのよ」

聞けば聞くほど「ごもっとも。いやいやあなたがまともなのですよ」と言いたくなるほど。

そうでない人は、よほど教育を受けていないのか、と思いきや、今はそれが当たり前になってしまっているんですものね。

高柳さん曰く「モンスターペアレンツというのが出てきたのが20~30年前。それが親になって育てられた子供が、親になって子供を産んでいるのだから。どういった子が育つかもうわからないよね」と。

私の周りにはそんな変な人はいないのですが、有機農業が好きなというか、ちょっと前の暮らし方を今もちゃんとやろうよ、という意識をしている人たちは、世の中では少ないのでしょうが、私の周りには多いので、それほど世の中には変なのかな~と思ってしまいます。


まあ、そんなメンバーと親世代の介護や見送り方といったディープな話も含め、普段の生活ではなかなか語る相手がいないことを、ざっくばらんに沢山語り合いました。井戸端会議というか寺子屋というか、そんな雰囲気が私もとっても楽しいです。

今年度はこれでいったん終了。
そして新年度は2月18日(土)からスタートです

食べ物のこと、農村の暮らしぶり、色々なことをざっくばらんに語り合える仲間、毎月楽しみな通う場所を作れる場所が、この「食と命の教室」です。

ご関心がある方は、ぜひ、お越し下さいね

来年度は少し参加費も下げお得にしました

毎月、まじめに楽しく語り合い学びあえる場と仲間は、とっても貴重な1年になると思いますよ。

ご関心がある方は、ホームページをご覧下さい→「食と命の教室」

また新しいご縁に巡り合えることを楽しみにしています

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2016年

10月

23日

食と命の教室 糀作り♪

10月頭までは雨続きでしたが、最近はすっかり晴れて、うれしい日が続いています

ということで、今月の「食と命の教室」も晴れ晴れした空の下、待ちに待った「糀作り」を中心に盛りだくさんでした

今回は「ぜひ糀作りを体験してみたい」という新規の方が3名も参加されたので、電車組が多く、高柳さんからワゴンを借りて駅まで送迎

電車組は車組より早く到着したため、高柳さんが「おう、まずは枝豆でもとってくれ」と枝豆の収獲です

枝豆は夏のもの、と思っている方も多いですが、本来、12月に収穫する大豆を青いうちに早どりするので、10月半ばが「枝豆の旬」なんですね。
夏のものは品種改良された夏大豆ともいわれるもので、いわゆる「早生」なので、やはり本来の今の時期のものの方が美味しいのです

しかも、高柳さんが作っているのは、小糸在来という在来種で、知っている人は知っていますが、やっぱり一般に流通している大豆より、格別に美味しいんですね~

今年の大豆は絶好調で、まあみてください、これ全部枝豆です。


女性3人集まって、ワイワイガヤガヤと枝豆むしりです。


とった枝豆はそのまま茹で場に直行


さてさて、皆さん集まってきたので、糀作りの開始です。


糀はお米を蒸して作ります。

今回はお米を1斗5升分やります。

1合の10倍が1升、1升の10倍が1斗です。

1升は1,8㍑の瓶ですね。お米だと1,5㎏ぐらい入ります。

だから、すごい量を一回で作るんですね~


さて、まずは蒸し米を作ります。

水に浸した大量のお米をせいろに入れていきます。


平らに均一にして


ポイントは、最後に蒸気の通り道を作ってあげることですね。


蒸している間に、火にくべる薪をさらに作ります。
高柳さんが斧をふるっている姿、恰好いいですね~。



みんな「やりたそう~」な目をしていたので、1人1本、薪を割ってもらいました
みんな初めてなので、観ていて危なっかしいのですが、だんだん慣れてきて、最後には上手に割れるようになりましたよ


これは薪材の1つで、高柳さんが「これはシロアリに食われたやつだよ」と教えてくれました。
「シロアリは湿っている木に来るんだ。だから昔は床下が高かった。乾燥している木にはこない。今の家は床下が低いでしょ」


さて、米を蒸している間に、朝のご挨拶。

朝採れたて、もぎたての枝豆をゆでたてのままパクパクもぐもぐ。
う~ん、やっぱり小糸在来のとれたてゆでたては、美味しいに決まっています
みんな「美味しい~甘い~」と感嘆の声をあげて食べていました


さて、お米も蒸しあがったので、糀作りです。

まず、むしろを広げ、その上に布を敷き、アツアツの蒸し米を広げて温度を人肌まで下げます。
またここでご飯の塊を出来るだけ米粒1つ1つにバラバラにすることで、あとで糀が全体にまわりやすくなります。


最初は熱いのですが、だんだん冷めてくると手で触っても大丈夫になってきます。


蒸し米なので、炊いたものに比べてちょっと固め。
芯に熱が通ればOKな感じですね。


次は糀をまぶしていきます。

糀は今野商店という秋田の種糀屋さんの糀だそうです。
「昔は村の雑貨店とかどこでも売っていたんだよ。でも、最近は誰も買わないからなくなっちゃった。全国で種麹を作っているところはもう10か所も無いんだよ。大阪から取り寄せたこともあったけど、この地域には合わなかったな~。ということで、今は秋田の糀屋さんのを取り寄せてつかってるんだよ」とのこと。


種麹をきちんと測ったあと、先ほどの蒸したお米の一部と混ぜ合わせます。


それを、残った全体の蒸し米にまぶしていいます。


さあ、全体のお米に均一にまざるように混ぜましょう。


全体が混ざったら、保温します。
まず、真ん中に集めて山をつくります。


サンドイッチして


更に包み込みます。


その上にさらにむしろを2枚重ねて、これで保温して1日後、に表面に糀がまわったら、広げてバラバラにしてまた保温し、3日目に完成です。



糀作りを終えて、「糀って、きちんとした設備じゃないと出来ないと思っていましたけど、自分用であれば何だか作れる気がしました。ぜひやってみたいと思います」と、昔ながらの糀作りの現場を体験し、酒蔵などで職人が糀菌を振っているのとは違うやり方を学べて、とてもみなさん感動と納得をしていました

さて、午前の仕事が終えて、お昼タイム。
今回は、「餅を食おう」という高柳さんの呼びかけで、おかずと共にあんころ餅、黄な粉餅、雑煮とお餅がたっぷり出てきました。
もちろん、お腹いっぱい食べましたよ


さて、ほっと休憩を終えた後、午後は畑で菜種の種まきです。

高柳さんは油を自給していて、菜種油を搾るために、この時期に菜種を蒔きます。
例年より少し種まき時期が遅いようですが、今回の教室に合わせて蒔くことに。
高柳さんと共同で菜種をやっている農家さん3人も交えて、種まき。


種まきはシーダーという機械に入れてまきます。手蒔きではとてもやりきれない広さを蒔くからです。
まっすぐ歩きながら蒔くには、コツや経験が必要なんですよ~。



一仕事してからは、恒例のお茶タイム。

お母さんが、りんごと高柳家の甘柿、そしてサツマイモのスティック揚げを作ってくれました

サツマイモのスティックはとってもおいしくて、みんな手が止まらない

高柳さん「うちの油で揚げたものだよ。菜種より軽いから、ひまわり油で揚げたものだな」


また、お話はこの時期に行われる神事のお話。
高柳家は、氏神様が2柱、台所の神様の荒神様、近くの鎮守の大須賀神社、香取神宮、仏壇など7つの神様を祀っています。

10月17日に、甘酒をお供えするのが毎年の神事です。

「昔はみんなやっていたけど、最近はみんなやらなくなっちまったから、こんなことをやっているのはこの辺では、もううちぐらいだな~」

その甘酒が残ったのがあったので、みんなで「飲みたい」と希望して出てきたのがこれ。
高柳さんは「もう、出来損ないだぞ。美味くないぞ」と言っていましたが、東京から来た人などは「美味しい普通のものよりこっちの方が酸味もあって、美味しいし、作ってみたい」と大変好評でした


その後、みんなでいろいろな意見交換をし、最後には「おかげさまのお酒 大須賀郷」も出てきて、飲める人はほろ酔いに。

今回は、糀作りと言うもの自体が魅力的だったのですが、新しい人も参加して、とても充実した内容になりました

特に私が印象的だったのが、新宿住まいの銀座で働く奥様。

お子様が1人いるそうですが、「子供が生まれて、勉強は本人に頑張ってもらうしかないけど、体は食べ物で作られるのだから親の責任。そう思ってそれまではむちゃくちゃだったのが、食べ物に気をつけるようになったんです。でも、東京ではどうしても今日のようなことが出来ないんです。自分が50、60まで東京で働くイメージはとても持てないし、今日参加して、何だか大きく言えば人生が変わるきっかけとなったというか、じんわり感じることがありました」というお言葉をもらいました。

色々な人が色々なご縁でここにやってきて、何か自分の中にある声に耳を傾ける、そんなきっかけになるんですよね。

こういった出会いとなる場になっているのが、この教室を運営していてよかったな~という思いにつながります。

それもこれも、高柳さんがいてくれるおかげです、ありがたいですね~

さて、次回は、最も人気の「稲ワラ納豆作り」です。

日程は11月26日(土)です。

宜しければおこしやす~。

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