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第2回食と命の教室

9日(土)、食と命の教室の第2回目を開催しました。

今回は、新しいメンバー3人も加わり、また違った雰囲気の会になりました。

午前中は、前回と同じく自己紹介、高柳さんのお話を少し聞いた後、高柳さんが用意してくださったDVDを2つ見ましたが、その1つ「根の国」というDVD。
根っこの世界をミクロの視点から見たものです。

電子顕微鏡を使いながら、根っこがどのような状態になっているか、土の中の小動物や微生物がどのように生きているか、肉眼では捉えられないような世界を目にすることができた斬新的なものでした

例えば、菌根圏(きんこんけん)の映像は、100聞は1見にしかず、の世界でした。
根っこの先は毛根がびっしりと広がっています。毛根は常に代謝するように死んでいき、その毛根の死体を餌にする微生物がたくさんよってきて、と実は根っこの周りは独特の世界で、そこで微生物と毛根が互いに生きる栄養になりあう共生の世界だということは、知識としていは知っていました。

しかし、実際に映像で見てみると、根っこに微生物が寄生し、そのおかげで根っこの穴を通り抜けないほど大きな栄養素が微生物のおかげでするりと吸収できたり、と見事な連携がされていることがわかりました。

他にも、カビや大腸菌のようなものがたくさん土の中にはいるのですが、ある一定の菌が異常に増えてまさに根っこを侵そうとするとき、その菌を食べる菌が突然湧いてきて襲いかかり根っこが著しく侵食されずに済む、という映像もありました。

こういった映像を見ることで、微生物の世界はとても人間では再現できるものではない、ということがありありとわかります。
例えば、味噌や酒なども微生物の力で出来るんですものね。
彼らが生死を繰り返しながらたくさんに酵素と呼ばれる分泌物を出していくからこそ、人間にとっても貴重な命のつまった食べ物になるのですよね。

微生物だけでなく、虫などの小動物の世界も同様です。
葉っぱを噛み砕いてくれるダンゴ虫、ミミズ、あるいはダニ達。
彼らが有機物と呼ばれる落ち葉や植物の死体を食べたり、あるいは彼らの糞尿、あるいは死体が微生物の餌になるわけです。
もっと大きな世界でいえば、果樹の受粉は今でもハチはハエなど虫にやってもらいます。
ハチミツもハチのおかげ。

こういったことを見てみると、小動物や微生物の世界は、人間には全く及ばないほどの無限の生命の営みがあり、その営みが見事なまでに共生して驚くべきほど見事なバランスを保っていることが良く良くわかります。

その驚嘆する世界を映像で見れたことは、とっても大きな刺激になりました。
「あ~、自然の調和、自然のバランス、生態系は、本当に美しいな、凄いな~」
という思いです。

こういった尊敬の念、自然の見事なまでのバランスを美しい、と思える心が、自然に感謝し、人間が下手に手を加えていくのはよくないという思いにつながるんでしょうね

「土作り」というのは、「有機物」という餌をもとに、小動物や微生物が繰り広げる壮大な膨大な生死の営みの結果に出来るもの、ということが良く良くわかりました。

「無限とも言える命の営みの産物が土になる」ということですね。
素晴らしいDVDでした

さて、DVD視聴後は、お昼ご飯

前回同様、今回もお母さんとあゆみさんが豊かなお昼ご飯を作ってくれました
また、ウーファーのドイツ人のティーズリーとサブリナもおむすびを握ってくれましたよ


前回同様「ワラを使って手作り納豆」など、どれもとても美味しく「食が豊かだな~」といつもながら心が満たされる昼食でした

特に酵素玄米のおむすびが人気でした。初めての方も多いく、あのもちもちした食感、またその栄養(効能?)にも関心があるようでした。


さて、お昼ご飯後は、「実践」の時間です。

まず、前回作った種蒔きしたトマトの様子見。寒さがまだまだ続くので、本来なら10日ぐらいで芽がでるそうなのですが、前回から2週間たっているのですが、ようやく小さな芽が出ている状態でした。この小さな芽が5月には立派なトマトの苗に育つんですから、命の力はすごいですよね~(前回の様子は→こちら



さてさて、今日の作業は「白菜の苗植え」と「じゃがいもの種芋の植え付け」です。

まずは、白菜の苗植え。

最初に堆肥を撒きます。
こちらは、3年間寝かせた堆肥です。もう完全に土です。
高柳さんの敷地にはあちこちに、こういった堆肥の山がありました。


この堆肥をスコップを使ってみんなで軽トラに載せます。


そして畑に移って、今度はこの堆肥を撒きます。


軽トラ1台分の堆肥がまかれました。


このあと、お母さんが登場して見事な手さばきで石灰(ホタテの貝殻の粉末)を撒いていきます。


そして、トラクター登場 うなります。
機械の力は凄いですね~。


これで準備完了
白菜の苗を植えていきます。

苗をトレイから外すときに下手すると茎の上からブチっと切れてしまうことがあるので、そのままつまみ出すのではなく、トレイの下を軽くつぶす感じで押します。


するとこのように飛び出すのでつまみあげやすいのです。


畑にヒモを張って、その線上に苗を大体30センチ間隔で植えていきます。



次は、防虫ネットをはるためのひごをさしていきます。

2条分が1つのトンネルに入るように差していきます。
ポイントは深くさしすぎず、また全体のレベル(高さ)を揃えること。
高さがバラバラだとネットを張る時にデコボコになってしまいきちんと張れません。


きれいにできました


次に防虫ネットをかぶせます。


二人でやると早い



最後にネットが飛ばないよう土をかぶせていきます。

ポイントは、風がネットの裾から入らないように土をかけること。
写真のように山裾のようになだらかに広がる感じのままだと風が入って飛ばされやすくなると、高柳さんが教えてくれました。


そのため、ネットの裾のところの土を鍬でシャクって凹むようにしていきます。
このぐらいになればOK。


ネットの裾に土をかぶせていくわけですが、ひごが刺さっている横と、ひごとひごの中間に点々と土をかぶせていけば良いそうです。



こんな感じです。
ただ、土がしゃくれて凹んでいなくて、隙間から風が入るようだと、トンネルが吹っ飛ぶ可能性があるので注意です。


高柳さんいわく、こんなに全体に土をかけなくても大丈夫だそうです。むしろネットを剥がす時に手間が増えるそうです。


端っこはこんな感じ。こちらも地中深く埋めずとも土をかぶせるぐらいでOKとのこと。ご自身の畑の土の重さ、風の方向などを把握しているので適度な土の量を判断できるのですね。


白菜の苗植えが終わったので、おやつの時間。
お菓子のデパートです


さてお次はじゃがいもの種芋の植え付けです

種芋は、大きさを分けるのがポイント。研修生のみほさんが3種類の大きさに仕分けしていました。
大きさが違うと生育のスピードもバラバラになってしまうからだそうです。
またこのぐらいの小さな芋であれば、2つに割ったりしなくても、そのまま使えます。


もうこんなに芽が出ています。



さて、畑に移って作業開始
まず、高柳さんとお母さんがコンビでトラクターで「畝立て→マルチ張り」をやってくれます。
普段は「種芋を置く→土をかぶせながら畝立て→マルチ張り」と、1回でじゃがいもの植え付けを一気にやってしまうそうです。知らなかった


しかし、今回はみんなで農作業を実践するので、トラクターで「畝立て→マルチ張り」をして頂いたあと、「マルチに穴をあけ」、そこに「種芋を入れて」、「土をかぶせる」、という工程で作業をしました。


まず、杭を使って30cmぐらいの株間でマルチに穴を空けていきます。
このとき、15cmぐらい深く刺して種芋を入れる穴も作っていきます。


そこに種芋を入れます。
ポイントは深さ20cmぐらいのところに植えること。
じゃがいもは種芋の上の方にできるので、種芋の上に土が15cmぐらいかぶっている必要があるからです。


最後に土をかぶせて終了です


鍬を使ったことが無い参加者は、鍬の使い方から手ほどきを受けていて、来月以降の畑も「鍬を使ってやりたい」という声もあがりました。

一方で家庭菜園をやっていて鍬にはなれている人は、トラクターでうなってもらった方が良い、という声もありました。

それぞれの経験にあわせて、楽しく学びたいところを学んで頂ければばいいな~と思います

その後、振り返りと今後の予定のすり合わせをしました。
来月はいよいよ田んぼの準備があり、種籾の仕込みもあったり、あるいは夏野菜の苗の植え付けもあったりと忙しくなってきます。

みんなで使う畑も用意する予定で、各自でやりたい種や苗を持ってきてもらうことにもなりました。

これから楽しくも忙しい時期に入りますが、みなさんでじっくり満喫出来る教室にしていきたいと思います

お土産を分けあって解散後、オイシックスに勤める世田谷からきた26歳の青年と高柳さんと一緒に、22時過ぎまで語り合いました。

彼にとっては、高柳さんのお話ととても刺激があった様子。
お母さん特性のカレーを食べながら、話し込みました。


そして、その場でわかったのは、来るものを拒まず、話し相手になったり意見交換したりする高柳さんは、現代の「寺子屋」のような存在なんだな~、ということも。

そういった場が地域に無いからこそ、高柳さんのような存在はとても貴重なんだな~と思いました。


その後、参加者の一人から

「ジャガイモを植えることしか考えない時間」が持てたこと、幸せな気分でした。

というメールを頂きました。


なるほど、私もそうだったな~と思いました。


そうなんです。いろいろな忙しい現代、初めて田畑に足を踏み入れ農作業を始めた頃は、私もふくめ、ほとんどの人がこういった感覚になります。

私もあの時はなんとも言えない幸せな時間がたまらなく、東京から毎月通っていました

人は自然の生き物であって、大地から切り離されて生きていけば、どこかおかしくなる。
その修正をするためにも、定期的に土に触れた方が良い。

そしていつしか、今の生活が「やっぱりおかしいんだ」と気づき、家庭菜園でも良いし、ベランダ菜園でも良いし、ちょっとしたことで良いので、何かしら「生命を育むこと」「土に触れること」が出来るライフスタイルに変化するよう、きっかけの場を提供していこう。

そんな思いが、みんなの農村ネットワークを始めるきっかけの1つでした。

食と命の教室、田んぼと畑の耕育教室、そして様々な「場」をこれからも提供し続けていきたいと思います