田んぼと畑の耕育教室 丹波黒大豆の収穫と餅つきなど

日曜日、今年最後「田んぼと畑の耕育教室」でした。

昨年は師走ともなると、年間会員の方ばかりだったのですが、今年は新しい方が沢山来られて、結構盛況でした

さて、午前中は畑で丹波黒大豆の収穫です。
大粒だと200gで600円はしますから、高級食材ですよ~

みんなで引っこ抜いてきた大豆。カラッカラに乾いています。
10月に枝豆として食べたのが、2ヶ月でこんなにカラッカラになります。


これをみんなでバンバン叩いて脱穀します。


昔はこうやって脱穀をしていたんですよ~。


うん、見事な丹波黒大豆です


このあたりで、子ども達は飽きて、いつものように勝手に好きなように遊んでいます。
これがまたこの教室のよいところですね


さて、大人中心で脱穀をした大豆を、ふるいにかけ、樽に集めていきます。



樽に目一杯収穫できました
これでいくらぐらいになるんでしょうか?
とにかく、大袋一杯持ち帰って頂きました。これで年末年始はばっちり


さて、お昼はいつもの通り色々な美味しいご飯が出てきます
根本さんのお手製納豆など、盛りだくさん


そして、今回、根本さんが持ってきたスペシャルな具材に、子ども達は大喜び
何かわかりますか?


なんと、カニですほんと、見事なカニですね~。


持ち上げるとみんなハサミで握手して、見事につながっています


これを良く洗ってから、生きているまま、真っ二つ


熱々の釜で作ったカニ味噌汁が出来ました


食べたら、超美味しい


子ども達は、コンテナを勝手に使って素敵なお食事所を作っていました


午後は子ども達もぺったんぺったん、餅つきです
合計3回もついたから、たっくさんお持ち帰りいただきました


そして、年末最後は、みんなでゆっくりと「お話会」をしました。

子ども達に自然や農業体験をさせたい、という気持ちで来られているみなさん。
それぞれが色々な思いを持って参加しています。

でも共通しているのは「こういった場所はとても貴重。有難いです」ということ。

子供にとっても自由に楽しく遊べる場所、自然や畑や食べ物がどう作られているか触れることができる場所。

「この前も、落花生を掘るのは一瞬しか手伝っていないのに、家に帰ったら『自分が育てた』とまで言っているんですよ」という奥様もいました。

そうなんですよね~。

田んぼに入るのを嫌がって、10秒も入らなかった子が、1年後「去年入った田んぼだよね。楽しかったよね。また入ろうね」と言うんです。

大人にとっては「たっくさん田畑に触れさせたい」と思っても、子供には子供のペースがあるんです。

そして、大人から見れば、田畑よりお友達と遊んでいる時間が多かったように見えても、子供には田畑の体験は、大人が思っている以上に残るんです。

それた、田畑、自然の持っている流れ、力なんですよね。


みなさん、この「田んぼと畑の耕育教室」のゆっくりとした、また充実した時間が大好き

東京からお越しの方も「仕事で疲れていて、朝、行くのがしんどいな、という時もあるんですが、来ると疲れがふっとんじゃうんですよね」というコメントも。

それだけ、人間の時間じゃなく、自然の時間に身をゆだねる時間が無いのが現代社会なんでしょうね


2年目となって、運営も1年目に比べて多少なりとも余裕が持てるようになってきました。

今年度も1月、2月の味噌作りでおしまいです。


根本さんの負担も大きいけど、何とか3年目もやっていきたいと思います。


色々な人に求められている教室、楽しく、長く続けていきたいと思います。


みなさん、1年間、お疲れ様でした
来年もどうぞ宜しくお願い致します