食と命の教室 田んぼやジャガイモ掘り

昨日の「田んぼと畑の耕育教室」に続き、日曜日は「食と命の教室」でした。

先月発売の雑誌「クロワッサン」に教室のこの「食と命の教室」の取材記事が載ったため、それを見て初参加の方もいて、また秩父からこられた初参加の方もいて、今回も色々な思いを持った素敵な参加者と一緒に楽しく過ごしました

みなさんが集まり始めた頃、東城百合子先生のところで学ばれて、ご自身でお料理やお手当て教室をされている木村さんが、野草酵素をプレゼントしてくれました

実は、私が体調がどうにもならないという相談をメールで先日したのですが、それを受けてわざわざ持ってきて下さったのです。嬉しい~

私だけではもったいないので、みんなで分け合って飲みました。美味しく元気に満ち溢れていた野草酵素でしたよ



さて、自己紹介の後、田んぼに行く前の腹ごしらえ、ということで、ゆでたての無農薬栽培のトウモロコシが出てきました


私は実はトウモロコシはそんなに好きでもないのですが、これはとっても美味しかった
しかも無農薬栽培でこんなキレイなものって、普通はないですよ。

高柳さんいわく、7月頭には虫が出てくるので、それまでに収穫できるよう、2月に種を播いて、トンネルを2重にして手間隙かけて育てたものだそうです。凄いですね~。


さて、男性も女性もみんなトウモロコシを丸一本ペロリと平らげた後、田んぼへレッツゴー



高柳さんは以前は合鴨農法もやっていましたが、最近は紙マルチでお米を作っています。
ただ、今回入る小さな田んぼはイベント用の手植えをしたところ。

そのため、苗はわざわざ成苗(せいびょう)を作っています。
成苗とは大人の苗のことで、普通は田植え機で植えられるように稚苗(ちびょう)といって小さくて細い苗を使います。

でも、手植えをしていた時代は全部苗は成苗といって、太くてしっかりとしたものでした。

だから、稚苗の機械植えと成苗の手植えではまるでその後の成長が違います。

高柳さんも「ほら、見てみろ。成苗の稲は見事に開帳するだろう」と言いますが、本当に見事に横に広がってまるで扇のようです。
みなさんが見かける田んぼの稲とはまるで違うの、わかりますか?


また、私がびっくりしたのは、雑草のほとんどはコナギという金魚鉢に入れるような雑草だけで、ヒエが1本も無いこと

何十年と草を取りつづけた田んぼは、ヒエが一本も生えないんですね~。
昨年は気づきませんでしたが、本当に凄いな~と思いました。


さてさて、いつものごとく、その辺のオーガニックレストランより圧倒的に美味しいお母さんの昼食を食べた後(お腹がすいていたので写真撮るの忘れた)、午後はジャガイモ掘りです。

高柳さんはキタアカリを作っています。キタアカリはやっぱり一番美味しいですよね~

ジャガイモの樹の部分も枯れてちょうど良いタイミング。


みんなでたっぷりと収穫しました


その後、畑でカボチャ、ズッキーニ、空芯菜などを解説付きで観察。



トウモロコシの上の部分を切っているのは虫対策だそうです。
上の部分は雄花で、ここからアワノメイガの幼虫(白い芋虫みたいなやつ)がつくので、雌花(トウモロコシの実の先端のひげのところ)に受粉したな、というタイミングで、雄花は切っちゃうことで、雌花の方に虫がいかないようにするそうです。

なるほど~。無農薬栽培には色々な知恵がありますね~


最後に、ハウスの中でミニトマトをみんなでたっぷりと収穫


ジャガイモ、ミニトマト、その他、しし唐や巨大化したズッキーニなどたっぷりお土産にもらって、みなさんご満悦

そして、夕方のお話タイムへ。

今回は1つのテーマをずっとというよりは、色々な話が出ましたが、1つお話頂いた内容を。

それは私が以前聞いて、非常に感銘を受けたお話です。

今回、自分のこれからの道を考えているタイミングの方もいたので、ぴったりだったと思うのですが、それは「人はどう生きていくか?」というもの。

高柳さんも先達から聞いた言葉だそうですが、「人は生きていくにあたって3つのことを決めなければいけない」というものです。

それは1つは「どこで生きるか?」。1つは「誰と生きるか?」。もう1つは「何を(仕事として)生きるか?」。

これらを決めることで、覚悟が決まり、初めてきちんと生きていけるというものです。


色々な人が色々な思いをもって参加している教室。


今回もとても良い時間を過ごせました。


そして、来月はエンドレスで飲み会ありです


是非、みなさんご参加ください。「食と命の教室」」については→こちらから