田んぼと畑の耕育教室 手打ちそば教室

子どもが続けて風邪を引き、母がちょこっと入院するなどで、ドタバタしながら迎えた11月の「田んぼと畑の耕育教室」

11月は恒例の「手打ちそば教室」で~す

今までは田んぼや畑での体験が多かったのですが、冬になってくると、農作物の体験は無くなってきて、農村は「加工・春への準備」の期間に入ります。

そばもその1つですが、お米と違って8月に播いて2ヶ月で収穫して穀物として保存できるのがそばの特徴。
山間部の地域によっては、「そばが主食で、米なんて年に1度食えたかどうか」というところもあったんですよ~。

さてさて、そんなそばを収穫し、天日干しし、自分で石臼製粉した根本さんの特性そば粉を使って、みんなでそば打ちです

私は「美味しい」と呼ばれるそば屋につれていってもらっても、感激したことはなく、「そばなんて、それほど熱中するほど美味いかな~」と思っていましたが、根本さんのそばを初めて食べたとき、そばに対して初めて「こりゃ美味い」とびっくりしたのでした。

その理由は、1つは挽いて1~3日ぐらいの挽きたてそば粉であるとういこと、もう1つは、そばの薄皮は緑色をしているのですが、そこもあわせて挽くので、香りが全然違うんです~

香り、甘み、歯ざわり、のどごしが揃った根本さんのそば、しかも自分で作るから美味しいに決まっているんです

さてさて、そのそばの作り方ですが、そば粉100%の十割そばだと、どうしても粘りがでないので、子ども達向けに2:8、ないしは3:7で小麦粉をつなぎとしたそばを作ります。

まず、その小麦粉とそば粉を粉をよ~く混ぜます。


そして、200gの粉に対して90ccの水を入れ、手早く指先で水を含ませながら混ぜていきます。
ここがやったことが無い人は、指にべとべとつくんですよね~。

そして、水と混ざったのを固まりにしていき、こねて三角錐のような形を作り、つぶしてピザのようにします。

あとは麺棒でひし形に伸ばしていきます。

根本さんの指導をみんなで真剣に聞いています。


お手本をみながら、子供たちも大人の手を借りながら麺棒で伸ばしみます。
まあ、大体が子どもがやることですから大人のように上手には出来ません。
でも、それをあえてやらせるのが、この教室の参加者の親御さんのいいところですよね~


あとは、細く切るだけ。
これは根本さんのそば。さすがです
細く切るのが難しいんですよね~。


あとは細さによりますが2~3分ゆでて、すぐに水でぬめりを落として出来上がりです

土曜日は40人ちょっとの参加者でしたが、日曜日はマックスの70人超えで、私はひたすらそばを水で洗っていました
さすがに疲れましたが、みんな「美味しい」といって喜んで食べていたので良かったです

さて、そば打ちに続いて、落花生の収穫です。
本来は10月に収穫するべきなのですが、イベントの都合上、11月に収穫しています。
落花生は自分で煎って食べれば、市販のものは食べれなくなるぐらい、香ばしさや香りが違うんですよ~



そして、こちらは恒例の自由遊び。
水槽に土や泥を入れて、もともと浮いていた藻のようなものと混ぜあって、大変なものが出来あがっていました
「ジャイアンシチューだ」と喜んでいる子もいました
まっ、なんだかんだいったって、大人が企画したものより、こういったフリーの遊びの方が子供は好きですからね


そんなこんなで今月も2日間、やりとおせました

無事、開催できてよかった

そして、来月はいよいよ今年の最後の開催月です。

高級食材の丹波黒大豆の収穫、餅つき、そして農家の根本さんとのお話会です。

今年も残すところあとわずか。

みんなで楽しめるよう準備していきたいと思いま~す