今年最後のイベント:天然自然薯掘り

やって参りました、「幻の天然自然薯掘り」
毎年やっているこの「自然薯掘り」ですが、昨年は予定した回が全て「雨」だったのです

そのうち、1組は予定を延期して私抜きで開催したのですが、もう1組の親子は、残念ながら予定が合わず中止に。。。

しかし、その親子がリベンジとして今年もチャレンジしてきてくれて、今日の開催となったのですが、見事な結果になりましたよ


さて、この日はとっても天候に恵まれていて、雲ひとつ無い青空、風も穏やかで絶好の自然薯掘りデー

ただ、冬らしい寒さで、朝は霜柱が立っていました。


朝、名人の鴇田(ときた)さんが、お歳暮用で注文を受けて掘り上げていた自然薯を見せてもらいました。
まるでこん棒ですね
折れないように篠竹にビニール紐でくくりつけてあります。


今回は、さてさてどのぐらい大きな自然薯を掘り上げられるのか?

さて、念願だった自然薯堀が出来るということで、ご参加の親子もワクワク

まず、鴇田さんから自然薯の探し方をレクチャーしてもらいます。
おおまかにいえば、木を伝わって自然薯のツルが上に伸びているので、木の上の方に花をみつけます。
それを目印にツルを下にみていって、自然薯が生えているところを見つけるのです。


これが自然薯の花です。
ちなみに、一昨年参加した方は、絵描きさんで、ここの自然薯や花をみて、英国美術アカデミー(?)か何かで凄い賞を取ったそうですよ


これはむかご。
これを播くと、1年目に根っこが出て、それか1年で10cmずつ伸びて行くんですね。
ご飯と焚いて食べるとサクっとして美味しいんですよ



さて、自然薯の見つけ方をレクチャーしてもらいましたが、実は、そうはいってもツルはすぐに折れてしまうので、しっかりとツルが上から繋がったまま地面まで生えているのは滅多にないのです。
なので私達素人では見つけられません

ということで、鴇田さんが見つけてくれた自然薯を掘りあげます。

まず、地表には無数の篠竹の根っこが張り巡らされているので、それをパチンパチン切りながら、自然薯の周りの土をどかしていきます。
お父さんと自転車で銚子まで行ったりとアクティブなお子さんがまずはチャレンジ。


ちょっと写真がぶれてしまいましたが、真ん中ちょっと左にあるのが自然薯です。
さあ、これがクネクネ曲がりながら地面の置く深くに眠っているので、折らないように周りの土を掘り上げていきます。


途中からはお父さんにバトンタッチ。


1時間ぐらいかけて、堀ってきて、ようやく全容が見えてきました。
写真ではわかりませんが、大体2メートルぐらい掘ってあります。
ここからが正念場で、折らないようにいかに掘るかがポイント。
でも慎重すぎると時間がかかりますし、大胆にやるとサクっと簡単に折ってしまうんで、その調整がなかなか難しいのです。


今回の自然薯はなかなか曲がっていて、かつ結構大きめで、それから1時間かかり、途中で折れてしまいました。
お父さんが、その後も掘り続けている間、お子さんは、折れてしまった自然薯をその場で泥をどけながらシャリシャリ食べていましたよ
恐らく、日本全国でも掘りたての自然薯を食べる小学生はほとんどいないでしょうね

そんなこんなで頑張った結果、見事、堀り上げました
しかも最低20年以上経っている結構大きなもので、途中で折れてしまいましたが、「当たり」でした


さて、見事な2本を堀り上げた後、鴇田さんのところにもどって、くつろぎタイム

出てきたイチゴは飛び切り美味しかったです
今の時期は一番高いんですよね~。


そして、鴇田さんの奥様が用意してくれていたのが、出ました、「自然薯汁」です
野菜たっぷりで暖かなお汁は「あ~、美味しい~」と心も体もじんわりホカホカと幸せになります
そして、もちろん自然薯はすりおろしただけで、もちもちのふわふわで、美味しかった


私は自然薯堀り中は、安全管理や周りでアドバイスするだけでしたので、ぽろぽろ落ちていたむかごを拾い集めていました。


奥様に「ご飯と焚いて食べよう」と言っていたら、翌日出てきたのはなんとカレーライス
ご飯にむかごがあり、そこにカレーがかかっていたので、なんだかもったいないと思いましたが、子供達は「ジャガイモを小さくして黒くしたみたいで美味しい」と微妙な表現でした。

まっ、これもなかなか出来ない経験ですからね


ということで、「幻の天然自然薯堀」は今がシーズン真っ最中。
ちょっと参加費がお高めですが、2月まで開催していますので、ご関心がある方は是非お越しくださいね
詳細は→ホームページから

これで今年のイベントは終了です。

ほっと一息、1年が終わりだな~と考える余裕が出ました。

さあ、これからコツコツと家の掃除やら年賀状やら、年末のお仕事をやるぞ~