この(土)(日)は今月の「田んぼと畑の耕育教室」でした
11月のメインイベントは「蕎麦打ち」です
この「田んぼと畑の耕育教室」は、基本的には子供を自然や田畑の中で思いっきり遊ばせたい親御さんが家族で参加する教室なのですが、11月だけは「蕎麦が好き」とか「根本さんの蕎麦を食べたい」といった親御さんのニーズが勝ることもある回なのです
何故かといえば、それは根本さんの蕎麦がむちゃくちゃ美味しいからです
何故か?
それは、素材が違うからなのですね~。
根本さんが毎年育てている蕎麦が美味しいだけでなく、それを収穫して乾燥させたものがギリギリ教室に間に合うスケジュールなので、毎回、教室開催前日に石臼で挽くので、まさに「挽き立て」なんですね~。
さらに「挽きぐるみ」といって、蕎麦の皮も少し一緒に挽きますので、緑色の薄皮も入りますし、風味、香りが抜群なのです
更科といって、お米でいえば大吟醸のお酒を造るときに周りを削って芯の部分だけをあつめた粉をつかった蕎麦が好きな方もいるそうなのですが、やはり、私は緑色の薄皮の部分が入った、薫り高い蕎麦の方が圧倒的に美味しいと思うのです。
なんでこんなに熱く書いているかというと、私は人生で蕎麦「むちゃくちゃ美味しい」と思ったことは無かったんですね。はい。
「ここは美味しいよ」というところに連れて行ってもらったことも何回かありますが、「まあ、普通に美味しい」と思うほどでした。
しかし根本さんの蕎麦を食べた時に「なんじゃこりゃ」と全く次元が違う美味しさを知ったのでした。
ということで、今回の教室は私も楽しみ
朝、まずは根本さんから蕎麦の説明。
蕎麦殻に包まれた状態の蕎麦を見たことがある人はあまりいないので、蕎麦がどのように収穫されて、どう皮がはがれていき、最後に粉になるかを丁寧にご説明頂き、みんな「へ~」という反応。
さて、根本さんが準備をしている間に、まずは畑に移動して落花生の収獲です。
金曜日に雨がザーザー降ったので、もう畑はぐちゃぐちゃです
そんな中、みなさん泥の中から落花生をたっくさん掘り出してくれました。
落花生を収穫するのは本当は10月なのですが、教室の都合上、今月収穫しているので、もう芽が出ている落花生も
去年は大不作で、プロの世界でも落花生の種代が倍に跳ね上がるという現象が起きたほとですが、今年は逆に大豊作
むっちゃくちゃとれました
さて、泥を落とし、手を洗い、ついに蕎麦打ちの時間です
初めての親子もいますが、細かなことより大きく何をしなくてはいけないかを、1つ1つ丁寧に力を合わせてやってもらいます。
根本さんも1つ1つ説明していき、みんなもきちんと聞いています。
ちなみに、これはうちの子が打った蕎麦。
うちの子も毎年連れてきているので、かれこれ6年目になるのでしょうか?
小学4年生で蕎麦打ち歴6年目って、結構すごいかも。
ということで、打つのはだいぶ上手で、切るときも1本1本丁寧に相当時間をかけて切ったので、多少太いですが、全体的に見事なバランスでした。
味も美味しかったですよ
一方、こっちが根本さんが打った蕎麦。
打つのもそうなんですが、どうやったらこんなに細く切れるのか?
まさに職人技です。
そして、少し食べさせて頂いたのですが、まあ同じ材料で作っても、切り方、細さでここまで味が変わるのかとびっくりするほど美味しかったです
ちなみに、蕎麦を茹でた後の蕎麦湯も美味しかったのですが、教室終了後、鍋を洗おうと思ったら、なんと湯葉のような膜が出来ていました。
みんなで食べてみましたが、味は無く、確かに蕎麦の香りと味わいがあるものの、美味しいというより、微妙な感じでした
でも、「そば湯葉」みたいな名前にしたら、高級料亭ではうけるかも?
そんな感じで、今回も無事、楽しく終わった教室。
来月は今年最後の教室で、高級食材の「丹波黒大豆」の収獲、と「餅つき」です
杵と臼で餅をつく風景もなかなか見かけなくなったので、楽しみにしている親子もいっぱいいます。
詳しくはHPで→「田んぼと畑の耕育教室」
コメントをお書きください