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2017年度 第1回「食と命の教室」

やって参りました、2017年度、1回目の「食と命の教室」です

毎年、色々な大人がまじめに楽しく学ぶこの寺子屋のような教室。

今年は単発の方がとても多く、最後にはお申込みをお断りしたほどです

年間にお申込み頂いた方からは「実は、2~3年前からホームページをチェックしていたんです」というお言葉も
嬉しいですね~

さて、例年通りまずは自己紹介から始まりましたが、今年のみなさんは、ものすごく熱い方がたくさんいました。

マクロビ、あなたと健康などを学んでいる方が半数近くいて、また社会園芸を学んでいる大学3年生から74歳のおばあちゃんまで、まあ、本当に色々な方にご参加頂きました

特に、参加された方々が専門的な仕事をされていて、とても熱い初回となりました。

例えば発達障害支援をしている方がいまして、「お弁当にナゲットとジャガリコを持たせてくるお母さんが『先生、子供を治して下さい』と言ってくるんです」と嘆いていました。

その方は子供の食事を変えようと、有機農産物などで料理をしたものを食べさせることで改善がみられることがわかったそうです。
しかし、どうしてもコストもかかるので自分で有機農業を始めることを決意して、既に農業の学校に通っていて、来年には畑をどこかで借りて農業を始める、ということは決めている方でした。

また、不妊やアトピーの治療をされている方は、「栄養学では限界もあり、またそもそもの精子・卵子が危機的状況で、そこから変えるためには、文化・食卓などの在り方から変えなければと思うようになった」ということで、参加されたそうです。

専門家が行き詰まり、たどり着くところが「食べ物」であり「食卓」であるということに、私も大きな刺激を受けました

「安全・安心」ということは第一義ですが、その先には、「食卓の在り方」、つまり、「食生活」を見直す必要があるということですよね。

さて、自己紹介で1時間ぐらいかかってしまいましたが、そのぐらい熱い教室、今年が楽しみです


その後、いつものごとく里山の散歩です。
今回は時間が押していたので、1,000年以上続く田んぼ地帯と100年ほど前に開墾された畑地帯の2つを見学するのですが、田んぼ地帯だけ見学しました。



高柳さんの話では「我々みたいに地域に根差して生きて来た者には、日本中を歩いても、あぁ、ここは昔から人がすんでいたところだな、というのがわかるんです」と言います。

つまり、山裾の水が沸くようなところは稲作が出来るので、昔から人はそういったところに住み着いてきた、ということです。

逆に台地というか、山の上など、水の手が無いようなところに住宅地があると、「あぁ、ここ100年ぐらいで出来た場所だな」という判断がつくそうです。

千葉では利根川沿い、また新潟や秋田などの大きな平地で今は大規模の稲作が行われていますが、あくまで近年に開拓されたもので、「昔は灌漑設備が整っていなかったから、平地は水の手が悪く、人は住めなかったんだよ」というのは、なるほど~、ですよね

さて、お昼になったので、高柳さんが自分で建てた小屋に戻って、お母さんの美味しいランチです


みなさん「お食事も楽しみにしていたんです」とバクバク食べていました。
何人もの方から「どうやって作っているか、高柳さんの奥様に聞いてみたいです」という言葉出るほど

やっぱり、お母さんの料理は美味しいですよね~

さらに、高柳家特製の甘酒も出てきて、みんな「美味しい~普段、家で作っているのと違う」とびっくりしていました。



さて、午後は「夏野菜の種蒔き」です

高柳家は、いつもこの時期にナスとミニトマトの種を蒔きます。
といっても、ハウスが無いととても育てられませんので、素人の私たちは苗から買った方がいいですけどね

で、まずは苗床作りをします。

まずは「ピートモス」という苔の化石のような保水性がある土をほぐします。


次に鹿沼土という、栃木県鹿沼地域にある土を混ぜ合わせ、ほぐします。
鹿沼土は昔から「保水性があるけど排水性もある土」といわれ、長く農業用の土として重宝されてきたんですよ。

種はゴマのような小さなものなので、土を良くほぐし、混ぜ合わせます。


さて、次は、この混ぜた土を種蒔きポットに入れます。


きれいに入れると、こんな仕上がりになります。


次に水をかけます。種を蒔いてからだと水に流されちゃうからですね。


さあ、いよいよ、ゴマより小さい種を蒔いていきます。

まず、指先で種の3倍ぐらいの穴をあけます。


そこに1粒1粒種を蒔いていきます。


1粒1粒蒔くのは大変なんですよ~
ナスはゴマ粒ぐらいなので、撒いてあるかどうかわからないでしょ?


こんな感じです。


でもミニトマトはさらに小さく、風が吹けば飛んでしまうほど


種があるかどうかがわからない感じです


最後に温床にのっけて、ビニールをかけて終了です。
これで10日ちょっとで芽が出ます。夏に向けて少しずつですが育てていくんですね。


種蒔きが終わった後は、サニーレタスの収獲
包丁で収穫するなんて、普通の人はしたことがないですものね。
さらに袋詰めなんて、素人の方はやったことがないので、みんな「難しい」と言いながら、楽しくやっていました



さてさて、畑仕事が終わった後は、改めて最初の教室に戻り、今年1年でやりたいこと、プログラムや日程のすり合わせをしました。

また、「堆肥ってどう作るんですか?」とか、「有機農業と自然農法ってどう違うんですか?」といった質問も活発に出ました。

高柳さん、実は病み上がりでいまいち調子が出ていなかったのですが、参加者の熱に促されて、尻上がりに調子を上げてきて、いつも以上にお話もたっぷりでしたよ

今年は熱い人が多く、とても楽しみな1年になりそうです。

毎年思うのですが、こういった大人が学べる「寺子屋」のような場所はとても大事ですし、年々、近代日本人の食べ物や病気が悪化していく中、それに比例して、こういった教室に関心を寄せる人が増えていっていると思います。

この教室も5年目。

高柳さんが存命な限りやっていこう、と語り合っているライフワークです。

今年は参加人数が多いかもしれませんので、ご関心がある方は、単発でも結構ですので、お早めにお申込み下さいね。

詳細は→こちらから

今年も楽しく深く学び、良きご縁を繋げていきたいと思います