今年もやって参りました田んぼと畑の耕育教室」!

今年もやって参りました、「田んぼと畑の耕育教室」
子供連れのご家族向けに田んぼや畑やカエルや農村の自然を体いっぱい満喫するこの教室も今年で6年目。
おかげさまで4月中旬には満員御礼となる盛況ぶりです

いつもは田植え真っ最中で、睡眠時間3~4時間の農家の根本さんですが、今回は「奇跡がおきた、田植えが終わったよ」と、なんと教室開催前に田植えが一通り終わるという奇跡が起き、いつもより余裕をもって運営をしてくれました

この地域は47世帯あるのですが、専業農家は根本さん1人。
見わたす限りの田んぼ風景の場所ですが、生計をこれでたてているのは根本さん1人で、あとはみ~んな会社員で、土日だけで一気に田んぼを準備する兼業農家さんなんですね。

そして、その田んぼも、半分は人間の主食米ではなく、牛さん達が食べる飼料米、というのが日本の実情です。

そんな中で、まじめに美味しい米作りを農薬や化学肥料に頼らず行い、さらに普通なら邪魔扱いされてしまう子供たちに田んぼや農村の魅力を伝えるために時間を割いてくれる根本さんは、「日本のブラッド・ピッドさま」として愛されています

今年もたっくさんの親子と一緒にこの教室が出来る事、ほんと~に有難いことです

さて、まずは根本さんからの田んぼの説明。
この教室の田んぼは9年ぐらい無農薬で、化学肥料も使わず、いつも春にはレンゲを咲かせています。
レンゲというのはマメ科なので空気中の窒素を固定するんですね。
まずは、そんなところから説明です。


そして、田植えのやり方の説明。
正直、乳幼児にはきちんと田植えをしてもらうのは無理なのですが、大人はきちんとできますし、知識としても知っておいてもらえればと思います。


そして、いよいよ待ちに待った田植えのスタート
たっくさんの親子と共に、田んぼはワイワイガヤガヤと楽しい楽園と化します




今年は余裕がある根本さん。一緒に田植え指導。
こんなこと、本当に久々です


当然、田植えをきちっとやらずに、泥と戯れるこういった子も
でもそれでいいんです。こういった子が1人でも出てくると、次々と泥遊びをし始める子供が出てくるわけですね。


泥んこの中に倒しあう兄弟。



常連さんは、遊び方を知っていて、親子で泥んこ相撲をやっていました
すてきですね~



たっぷり田んぼを満喫したら、みんな大好きなお昼ご飯です
バイキング形式で量もたっぷり、味も美味しいたっぷりランチ、最高なんですよ~


「うちの子、いつもはご飯1杯も食べないのに、ここにくるといつも以上に食べちゃうんですよ。不思議ですね」という親御さんもいるほど、ここのご飯はとっても美味しんです


おかずは奥様やお友達のママさんが作ってくれます。
いつもながら、70人前以上、良く作ってくれて、ありがたや~、です


そしてご飯は根本さんが炊いてくれます。
ガスの釜炊きご飯はそれだけで美味しいのですが、今回は「そばの実」入りです。
ほとんどの人が食べたことがなくて、「へ~」とびっくりしていました。


おこげもパリパリで、最近の子供は食べたことがないんでしょうね、「何これ?」という子も。時代を感じさせますね~。


デザートに根本さんお手製のヨーグルトと丹波黒大豆の高級黄な粉をあわせたものを食べ、少し遊んでから午後は畑でミニトマトの苗を植え、落花生を蒔きました。

ミニトマトは7月、8月にみんなで70本以上植えるので、入れ食い状態でパクパク食べれます。
落花生は11月に収穫します。自分で炒って食べると、ほんと、美味しいんですよ~

この2日間で、120名を超す親子連れが田畑や自然を満喫してくれました。

6年目ですから1,000人を超える親子が参加しているわけです。

こういった子供達、あるいは親御さんの中から、日本の自然や風景、食べ物、色々な事に新しい視点をもち、何かしら人生が豊かになるきっかけに少しでもなってくれたらな~と思います

次の(土)(日)も同じようにキャンセル待ちがいる中、たくさんの親子連れがお越しになる予定です。

体調を整え、(土)(日)とみんなが笑顔になれるよう、また準備を進めてまいりま~す