2月一発目のイベントは「農家の出張餅つき」です
昨年からお客さんになった幕張のマンションの自治会で、まだまだ若いご家族が多く、お子さんたちも元気で、世帯数も多く、過去の餅つき回数で最多の「8臼」をつきました
みなさん、寒い冬に餅を8臼もついたことは無いでしょうから想像がつかないと思うのですが、これがハードなのですよ
餅をつく係りの根本さんは、杵で餅をすりつぶし、そしてペッタンペッタンつく時に、握力を使うわけで、7回目で手の皮が剥けてしまいました
そして、餅を合いの手で返す係りの私は、熱々の餅を触る→冷たい水を触るの繰り返しで、これが心臓に悪いのです
さらに、餅を返す時はずっと中腰で、スクワットしているみたいなものんおで、まあ、これが足腰がバンバン
昨年もヘロヘロになりましたが、1月の反省で「体力を残す」という事に重点を置き、1臼終わる毎に呼吸を整えて、なるべく精魂尽きないように頑張りました
ただ、こちらの自治会さんの子ども達が大はしゃぎで、子ども達が途中から「ヨイショ」という大きなかけ声を出し始めてくれたのです
根本さんも子ども達の声援に励まされ調子が上がり、私も励まされ頑張れました
根本さん曰く、「最近は農家でも年末の餅は買うからね。その内、杵と臼を使った餅つきは、県の無形文化遺産とかになっちゃうんじゃない」とのこと。
本当にそうですよね~。
「昔取った杵柄」という言葉がありますが、マンションの若いお父さんの中で、唯一、おじいちゃんが1人現れて「ちょっとやらせてもらおうか」と頑張る姿とそれを応援する若いお父さん、そして小さな子ども達の姿を見ていると、「こういう世代から世代につながるのが本当の文化だよな~」と思ったり。
そういった上から下の世代へ継がれるもの、というのが無くなってきた時代、餅つきというのはある意味本当に「文化遺産」だな~と思った1日でもありました