お子さん連れ家族向けの「田んぼと畑の耕育教室」、8年目が始まりました
これが始まると私の「今シーズン」が始まった、という感じです
世の中はGWですが、私のとっては、この教室の準備期間という感じなんですね。
私が農的生活に入った時のある出会いから、「何でも7年」という学びを得たのですが、昨年が7年目でしたので、1クール回して「本物」に近づいたという感があるのです。
ということで、8年目は次のステージ。
初心忘るべからず、を肝に銘じながら準備をしました。
初日の(土)は90名だったはずが、私の受付漏れがあり何と100名超え
8年目とあって、今年は農家の根本さんが今までで一番余裕があり、前日にほぼ1日かけて準備をしました。
そのことで、一番大変な「朝の設営」、つまり、お客さんが来る前にテーブルや座るところをセッティングするのが前日に出来ていたので、体力&精神的に余裕があったので、この追加分もなんとか根本さんや奥様達のご協力を得て乗り越えることが出来ました。
前日に準備をほぼ終えられていて、本当に良かった
さて、いつも通り午前中は田植え教室の時間です。
根本さんは8町歩、東京ドーム約2個分の田んぼをやっているのですが、この教室用の田んぼは10年ぐらい無農薬でやっていて、またレンゲも生やしています。
畦に生えているレンゲの花を摘み取り「この花は何かわかりますか?」と、例年通りの説明から入り、田植えの説明。
レンゲをすき込んでいるので、ガスが溜まっているのですが「稲に害は無く、これが良い肥料になるんですね」と、昔ながらレンゲ田んぼの意味を説明していましたが、お客さんの中には「レンゲは小さい頃は良く見たのに、大人になったら見なくなったので、こんなに久々に観れて嬉しいです」とか、「この独特の臭い、懐かしいです。田舎に住んでいたころのたい肥のような匂いですよね」と昔を懐かしむ人もいました。
この教室に来る方は東京の方が多いのですが、「昔、子どもの頃は田舎に住んでいたんです。その頃の体験をうちの子どもにもさせたくて色々探していたんです」という親御さんが多く、やはり子供の頃の体験というのは大人になっても大きな影響を与えるんだな~と感じます
さてさて、根本さんの説明が終わったら、あとは自由に田植え
大人も子供も我を忘れてキャッキャと自然体験、泥んこで遊ぶ姿は、見ている側も気持ちの良いものです
我を忘れて田植えに夢中になる家族もいれば、慣れている子ども達は奥の方で鬼ごっこや泥の投げ合い
今日ばかりは、お母さんが「泥んこになる事」を推奨するので、タガが外れた子ども達は思いっきり泥んこになります。
鏡面のような田んぼで大人も子供も思いっきり楽しむ姿は、いいですよね~
さて、田んぼを思いっきり楽しんで頂いた後は、昼ご飯です。
今回は何と12升炊きました
普通のご家庭では3~4合だと思いますが、10合で1升です。それの12倍の12升を一気に炊きましたが、ご飯はほぼ完売。
おかずもバイキング形式ですが、「普段家で食べないのに、うちの子はここではお替りするんです」と言うお母さんが多く、幼稚園児なのに5杯食べている子もいて、こちらもびっくりしました
おやつの黄な粉入りヨーグルトを食べ、一息ついた後、午後はミニトマトの苗の植え付けと落花生の種まきです。
ミニトマトのちょっとした栽培のコツ、また戦後からずっと「落花生の王様」だった千葉半立ちという品種の話をした後、みんなで植え付け。
そして1日のプログラムが終了した後は、フリータイム
田んぼに戻って田植えをまたやる家族、チョウやカエルを捕まえる家族など、みんなそれぞれ楽しんでいましたよ
余談ですが、毎年配っているお手紙は毎年少しずつ手を加えていますが、今年は「私が企業戦士だった」という事をちょこっと書きました。
するとそのことを聞いてくる親御さんがちょこちょこいました。
その中で、以前の会社で関係があった「牛角」の元運営会社レインズの西山社長の秘書だった人がいてびっくり
世間は狭いものです
と、まあいろんな出会いがあるものですが、ピーターも多く5年目の年間会員の方もいて、小学3年から来ていて今は中学生になったお兄ちゃんは「俺、汚れたくないです」とか最初は言ってましたが、結局、泥んこになっていました
我が子は小学2年ぐらいまでは入ってくれていましたが、今年、5年生になった我が子はもう田んぼに入ってくれません
そこを何だかんだおだてて、足を踏み入れる事はしてくれましたが。
それでも毎年「通っている田舎、顔を合わせる農家さん」がいるという事は、子ども達にとって大きな経験だと思います。
私が子供の頃にこういった場があればよかったな~と思うと同時に、うちの子にとっては良かったな~と思います
そして、毎年やっていますが、お客さんの顔をみればわかる。
この教室は本当に良い教室だな~
https://www.minson.jp/tahatakyoushitsu/
p。s:このブログは大体200人~300人の方が見てくれているようです。
昔は2~3日に1回書いてましたが、最近は更新も少ないのに、いったい誰が何で見てくれているのでしょうか?
不思議ですが、有難いことです。
今日も長々とした文章を見てくれてありがとうございました