今時女子と自然薯掘り

週末イベント8連発の7発目。

今回は今年2回目の「幻の天然自然薯掘り」でした

 

ちょっと遠方から来るということでしたが、初めての遅刻で、「大丈夫かな~」と心配していたら、2シートの車で颯爽と現われたのは、26歳&24歳のびっくりするほどのイケメンカップルでした

 

「いかにも若者」という感じで、農家のお母さんともザワザワしちゃいましたが、びっくりするほど言葉使いや挨拶もきちんと出来、礼儀正しい感じで、見た目とのギャップがあってこれまたびっくり

また、年下の彼女の方が申し込んで彼氏は後から知らされてきてついてきたということ。

彼氏は「もやしっこ」と自称し、彼女の方は「私の方が筋肉あるからね」と、今時っぽさもまたこちらとしてはとても新鮮でした

そして自然薯掘りに行く前のお茶タイムでは、なんと彼女の方は子供の頃は「登校中にノビルをとって食べていた」とのこと

ノビルというのは、野草の1つで、簡単に言えば葉っぱは小さなニラで根っこは小さならっきょうみたいなものです。

あれを生で食うと結構辛いのですが「いや、みんな食べていましたよ」と言うのです。

平成時代生まれでもノビルを登校中に食べるというのですから、かなり農村部ののんびりしたところで暮らしていたんでしょうね~。農家さんも「俺はノビルはさすがに食わなかったけど、落花生とかは盗んで食っていたな~」と

また、「18歳からはテレビは捨ててずっと見ていない」ということで、最近のニュースはほとんどわからないそう。

今時の美人さんの若い子なのに、とにかく農家さんも「凄いな~」とびっくりし通しでした。

さて、そんなこんなで、話をした後、自然薯スポットへレッツゴー

昨年までの農家さんの親戚のスポットは、テレビの企画なども多く数が減ってしまっているので、今年から農家さん自身の耕作放棄地の山間のところで実施。

去年、一緒に手入れをしたとはいえ、こんな感じで篠竹の藪をかきわけながら道具をもって進むので、なかなかの場所です

さて、今回は1本目もかなり太い茎で「20~30年はいっているな」という事で、2人で協力しながら「楽しい~」と特に女子の方が盛り上がっていました。

ただ、木の根っこに当たっていて、そこで先が終わっていたので、まあまあの太さでしたが長さは1m行かず、でした。

2本目は1本目より更に年数がいっているもので、30年以上の大物のはず、だったのですが、今度は「タコ」と農家さんがいうパターンで、いわゆる1本ものなのですが根がいくつかに分かれてしまっていて、かつその先っちょがまたまた木の根っこに当たっていて短めのものになってしまいました。

恐らく先が普通に伸びていたら1mは優に超す大物だったのですが、まあ短くても太くて、見た目は「痩せた鶏の丸焼き」のような形の自然薯でした。

まあ、これが「天然もの」で、掘ってみないとわからない、というのも自然の事。

長さはあまりなかったのですが、20年、30年とじっくり育ったのは間違いないので、畑のものとは栄養素も味わいも全く違うんですよ。

2人も楽しんでくれて「また来たいです」と喜んでくれたのはこちらも嬉しかったです

終わった後、またお茶タイムで色々お話を聞いたのですが、去年、仕事を辞めたそうで、ここ数ヶ月はいろいろな体験に行っているそうです。

特に彼女の方は、例えば、養蚕屋さんにいって桑の葉切りのお手伝いをしたり、今度は機織り勉強に出かける予定が入っている、という感じで、まあ、本当にアクティブ。

また、「畳み好きだから彼には畳み職人になれって言っているんですよ」とか、「ゆくゆくは猟師になりたいんです」などなど、発言も行動も本当に凄く、「いや~、凄いな~」とただただ、農家さんも私も驚いていました。

時代が農村志向になってきている、というのは感じているのですが、それにしてもこういった若者は凄いな~、と。農家さんと私の方も農村志向の今時女子の行動力にとても刺激を受けた楽しい1日でした