野草たっぷり「食と命の教室」

土曜日は今年3回目の「食と命の教室」。野草摘みがメインでしたが、色々もお土産たっぷり、内容も盛りだくさんでした

4月は命の躍動を感じる春です。

高柳さんも最初のお話では「春は命を感じるな~」という話を沢山していました。

「みなさんは(土)(日)があって、1週間単位でしょ?でも昔はそういった考えはなかったんだよ。農家は1年単位。日本人は1年単位で1週間という考えは明治に輸入されたものなんだよ。春になれば芽吹きを感じ、苗を植え、という事で命を感じるんだが、そういったこと、無いでしょ?」

また、話は発展して、髙柳さんの師匠の無着成恭さんの春にまつわる俳句、そして無着先生の子供の頃のお話まで出てきました。

無着先生のお父さんに「自分って何?」と無着先生が子どもの頃に聞いた時、お父さんが「どんな生物も他の命を戴かないと生きていけない。自分というのは自ずの必要な分け前をきちんと把握している人の事だ」という話があったそうです。これは1日の終わりに受講生のみなさんに感想を聞くのですが、最も響いた内容として、みなさん口々に「心に染みいりました」と言っていました


さて、お話の後は、今月のお仕事「ミニトマトの移植」です。その前に「稲の苗」を見学。

「稲の種って何なんですか?」という受講生に「種籾だよ」と答える髙柳さん。それに対して「種籾って籾殻のことですか?」となかなか話が通じないところもあったのですが、何事も経験、こういった事を1つ1つ積み上げて農業や食べ物の理解が深まっていくことは良いことですよね~。

 

さて、ミニトマトの移植です。2月に蒔いたゴマ粒より小さい種。それが3月には小さな本葉を出して鉢換えをし、今月にはこんなに育ちました1番花がついた頃が植え時と言われています。いよいよハウスの中へデビューです

まずは髙柳さんが植え付けのお手本。それを10人ちょっとでやると全部で500本近くですが、みんなでやれば1時間かかりません。農業って人手ですよね~


さて、働いた後はいつものお昼です

今回もタケノコを含め旬の野菜やお豆など盛りだくさんで、野菜オンリーですがみんな「美味しい~」と大喜びでしたよ

また、おまけでようやく搾り上がったヒマワリ油、そしてエゴマ油も少し味見させてもらいました。
市販品は生搾りでない限りは化学薬品抽出ですから、こういったものは希少ですよね~



お昼休憩の後は、みなさん、実は本命としていた「春の野草摘み」です

まずはカモミール。生のまま摘んでお湯を入れるとフレッシュカモミールティーが楽しめます蜜の甘みと香りがとっても美味しいですよ~。

髙柳さんからすると「植え付けたければ根ごともっていけ」と、鍬で掘り返してみんなに配っていました

今年はいつもより反応が良く、また勝手にあちこち行ってしまう生徒もいましたが、まあ、それは好奇心旺盛ということで良いでしょう

ということで、ちゃんとついてきてくれる人には、ヨモギの見分け方、また食べられるものとしてタンポポ、オオバコ、カラスノエンドウなどを紹介し、他にもユキノシタ、フキなどを収穫しました

そして一番の目玉は山裾の湧き水に自生しているクレソンとセリ。去年は暖春で生育が早く、もう硬くて美味しく無かったのですが、今年はタイミングがばっちりで、どちらもまさに収穫時でした

私はクレソンはどうも美味しいと思わないのですが、結構人気なんですよね~。私はセリは好きなので摘んで家で早速スープにしたら、子ども達も「美味しい」と予想以上に好評であっという間に売り切れました


そして、更に目玉となっているのがタケノコ掘り。実は「タケノコ掘りをしたことが人生で一度も無い」という方が何人かいて、試しに全員に聞いてみたら、なんと約半数が初めてとのことそういう時代になったんですね~


また、したことがあるという人も、久々という方がほとんどで、みんな慣れない鍬を使いながらキャッキャと掘っていました。何事も体験、春を感じるのは本当に良いことですよね~

帰りは里芋の配布もあり、またミニトマトの苗、さらには野ざらし堆肥を持ち帰る人もいて、みんなもう荷物はパンパン。電車の方もいましたが、「そんなに持って帰れますか?」とこっちが心配するほどでした

とにもかくにも、野草たっぷり、タケノコたっぷり、ミニトマトもお持ち帰りで、春を満喫してお土産たっぷりのみんな大喜びの教室でした