考えても悩まない「食と命の教室」

8月最後のイベントは「食と命の教室」。いや~、暑かった

気温もそうだけど湿度が高くもんもんとした中で開催。

高柳さんも朝のご挨拶で開口一番「この暑いのによくきたね(笑)」。

暑いのでいつものようなお話はなく、「早めに行こうか」ということで、すぐに田んぼへレッツゴー

10時半から12時まで田んぼの草刈りを休みを取りながらみんなで汗水流しながら行いました。

 

高柳さんは無農薬栽培をやっていて、有機JASだと面倒で高いですから、「特別栽培無農薬」という表示をとっています。

田んぼで一番大変な除草剤は使っていないわけです。

その対策として、水に溶ける紙マルチで草を抑制するのですが、紙を突き破って出てくる木のような雑草があるんですね~。

「コンバインはセンサーがあるから、穂より高いのがあるとずれちゃって上手くいかないんだよ。だから、最低でも穂の高さ以上、できれば穂の高さぐらいのところのは根本から刈ってほしいんだ」

ということで、みなでひたすら刈りまくるわけですが、みてください、この黄金色の田んぼの中に生えた木のような雑草

これ、1人でやったら大変ですよ~。

ところが、やはり農業は人手。

みんなでやると45分ぐらいで終わってしまうのです。きれいさっぱり

ということで、草が出て一番ひどい田んぼ2枚を1時間半ぐらいで刈り取り終えました

日差しが出ると「暑っちいな~」となるものの、幸い曇りがちで、みなさん草刈りに熱中して達成感を味わっていました。暑いのに本当にみなさんよくやりました

途中、休憩中は先月から食べ放題の高柳さんのスイカを水分代わりにパクパク。

「スイカが好きで毎週買っているんですが、暑い中で食べるスイカはあんなに美味いんですね」と感動している方もいました

さて、たっぷり汗水を流した後は、美味しいお食事です

いつも通りお野菜だけですが、いろいろな料理が出ておなか一杯美味しかった~


午後は油用のヒマワリの収穫。

高柳さんはゴマ、菜種、そしてヒマワリで油を作っています。

ヒマワリ油はきれいな色でサラサラしていてナッツのようで美味しいんですよね~

これまたみなさんサクサクとやってくれて、農業は人手であると痛感。30分ちょっとで1反ぐらいの刈り取りが終わってしまいました。凄い

そして、せっかくなので、工程を一応体験しよう、ということで、ハウスにもっていて脱穀のやり方、その後の始末の話をしてもらいました。

今年は4人ぐらいが作っているので、みんなのがたくさん集まればたくさんの量の油が搾れます。さてさてどのぐらい集まるかな?

すべての活動が終了後、みなさんからいろいろなコメントをもらいました。

「ここではコロナのことを忘れられるから、もう夢中で草刈りをしました。楽しくて」と汗だくになりながら草刈りを楽しんでくれるから有難いです

また、ここに来る人は、コロナ陰謀論などを信じているわけではなく、純粋に「コロナって騒ぎすぎですよね」「ワクチン接種を全員がやらなくちゃという雰囲気、おかしいですよね」とここだけでは自由に発言できます。

もちろん、接種している参加者もいますし、高柳さんも「するもしないも自由。ただ、1つ知っておいてもらいたいのは、ウイルスはもともと人間が生まれる前よりいた先輩。撲滅することはできない。この辺りもサツマイモの大産地でウイルスフリーという苗を使ったり、農薬ですべての虫や菌を全滅させてから苗を植える。それでもまた出てくる。だからまた農薬を使う。いたちごっこ。キリがないんです。有機農業はむしろ菌も共生していて、何かあれば自分の免疫システムが働いて抵抗力を生むというのが自然の摂理。そういったことが当たり前に持っているわけです」という話をされていました。

 くそ暑い中でマスクして農作業する人はいません。高柳さんはいつも通り。開放的に汗水流して働いていれば、心も体も元気になるわけです。

「動的平衡論」の福岡伸一さんを信頼している高柳さんからは

「福岡博士も言っているけど自分の免疫システムを信じる、それが発揮できるような食生活、ストレスの無い生活を送ることの方が大事。悩んじゃだめだよ。悩む事と考える事は別。考えすぎたら考えるのを止めれば良い。そして悩まない。これが一番大事」とのこと。良い話だな~


これにて8月は終了。夏も終わりだな~