成田市周辺は、有機農業のメッカであると共に、味噌作りや酒作りなど伝統的加工業もまだまだ残る地域です。市民が多く住む『成田ニュータウン』から車で30分ほどで、『豊かな農村』が広がり、美味しい野菜や農村体験がたっくさん出来る、素敵な地域です。
私は、たまたま農家さんと繋がる仕事をしてきた為に、いつも美味しいとれたての無農薬野菜を食べていますし、畑に遊びに行かせて頂いています。
20年、30年と無農薬で野菜を作っているベテラン農家さんや、新規就農した若手農家さんの畑を手伝ったり、美味しい無農薬で作られたとれたての野菜を食べると、「あ~、幸せだな~」と思います。
しかし、成田ニュータウンを中心とした「都市住民」と周辺の「農村」は繋がりは薄いのが現状です。
例えば、化学肥料や農薬を使わず、土作りに長けた農家さんのとれたての新鮮野菜は本当に美味しいのです。でも、そういった野菜を直接買うことはなかなか出来ません。通販会社や生協で注文するとなると、近くの農村で収穫された野菜はいったんトラックにのって物流センター(倉庫)に集められて、そこで仕分けされ、鮮度を落とした状態で、またガソリン代をかけてまた成田に戻ってくる、こんなことが実際に起きています。そんな野菜が売られているのを見ると「あ~、なんてもったいないことをしているんだろう」と思います。
また、うちの子供を畑で遊ばせていると、団子虫やてんとう虫といった虫から、カエルやとかげなど数多くの生き物を見つけてはキャッキャと喜んで遊んでいます。裸足で土の上を駆け回り、青い空の下で広々とした空間ではしゃぎまわっている姿を見て「子供はこういった場所が必要なんだ」とつくづく思います。
そして、一緒に収穫した野菜を持ち帰って食べるとやっぱり「美味しい!」となるのは当たり前ですよね。
でも、数年前までは、私も成田市周辺がこんなに有機農業のメッカで、味噌や麹、お酒などの発酵文化が根付いているなんて知りませんでした。
だから、成田市周辺の魅力をもっと知ってもらって、農村と交流することが「楽しい♪」「嬉しい♪」と思ってもらう人が増えていけばと思っています。
遠くに行くより近くの農村で、
・子供と一緒に、今しか味わえない「かけがえの無い体験」を!
・味噌や醤油や油などオーガニックな食べものを「自分で作る場」を!
・その日に収穫した「本当に新鮮で、本当に美味しい無農薬野菜」を!
そんな気持ちから「みんなの農村ネットワーク」を設立しました。
色々な方とお知り合いになれたら嬉しいです。
良きご縁がありますように。
ほんの数十年前までは、みんなが田んぼや畑をやり、そこそこの食は自給できていました。しかし、戦後の高度経済成長の流れにあわせ、「消費者」と「生産者」の2つに分かれました。
そして「作る人」と「食べる人」、その間を繋ぐのは「大手流通」業者になりました。
生産者からは「食べる人の顔」が見えないように、消費者からは「作る人の顔」が見えない世の中になりました。
こんな世の中が続いてきた結果、この数年、消費者側の「農村体験」に対するニーズはどんどん高まっています。
・顔が見える農家さんの野菜を食べたい
・稲わら納豆作りや味噌作りなどをしてみたい
・農家さんと知り合いになって、気さくに会話ができる関係を築きたい
・都会にはない「農村風景」「人との関係」に触れたい
・子供たちに「田んぼや畑」を体験させたい
地方都市の成田市でも、学校以外で農作業体験をしたことがある子供はごくわずかなのです。都会であれば、なおさらのそういった場は少なくなっています。
これは、誰もがわかっていることであり、実際に成田市の調査でも明らかになっています。
農家さん達にとっては「当たり前の日常」なのかもしれませんが、消費者側にとっては、農家さんの畑、野菜、農作業、生き方など全てが「輝いている宝に見える時代」になってきたのです。
そして、そういった感覚を持つ消費者が加速度を増して増えていることを実感します。
だからこそ、私は
今の日本にとって、地域にとって「価値ある生産者」と「生産者と交流体験をしたい消費者」の橋渡しをしたい
そういった「場を作る」ことで、消費者にとっても価値があり、農家さんも飯が食っていけるお手伝いをしたい
と思っています。
「消費者が農家さんを求めている時代」に突入し、あと数年で、「ファンを直接つかめるかどうか」で盛衰が決まってくるとも思っています。
自分たちの出荷できる野菜などの情報を発信したり、イベント情報を発信したり、自分の人柄を伝えたり、様々な事をする必要がありますが、一番大切なことは
「伝えたい情報を発信できる生産者になる」
その結果
「直接のファン(お客様)を増やし、強い絆を作れる生産者になる」
ことだと思っています。
しかし、お客様にふらりと圃場に来られても作業に支障が出ます。また、農作業以外の事務的な仕事をする余裕はなかなか無いと思います。
だからこそ、お客さんとの「懸け橋」を作るための活動を一緒にさせて頂ければと思って「みんなの農村ネットワーク」を作りました。
・将来に向かってやりたいことがあるけど、どうやったらいいかわからない
・消費者とのコミュニケーションをとりながら、買い支えてくれるお客様を作りたいと思っている
・急速に高まっている「生産者との関係を築きたい」という消費者側のニーズに対応するために、何かをしたい
そう思っているのであれば、是非、一度、ご相談ください。
ワクワクする将来を語り合い、その上で、今年1年、まずは何をするべきか、一緒に整理しましょう。
すべきことが明確になれば、具体的に出来ることはいくらでもあります。
・消費者との交流イベントの企画・運営をサポートします。
・直売の仕組み作り、体制作りのコンサルティングをします。
・消費者への情報発信、ホームページの作成などを代行します(自身で簡単に更新出来るソフトjimdoを使用)
☆作成事例→おかげさま農場、タンジョウ農場、有機栽培あゆみの会など
お野菜、味噌、漬物などの食べ物、それが生産される田畑などの現場、そして人柄、全てが「魅力ある宝」です。
一緒にお持ちの「宝」を磨きあげていきましょう!