田んぼと畑の耕育教室 田植えスタート!

やって参りました今年初めての「田んぼと畑の耕育教室」です

私のとっては、この教室が始まると「オンシーズンの始まりだ」と思います

しかも、今年は例年の倍以上のお申込があり、嬉しい悲鳴を通り過ぎて、どうやって運営をしようか、ひたすら準備に追われてきました

そして今年は例年の倍の4回、10(土)、11(日)、17(土)、18(日)の4日開催
しかも1日あたり収容人数オーバーの70名近くで、それでも対応できなかったキャンセル待ちの方がいたぐらいでした

うちの奥さんもそれだけのお料理を1人で作るのは無理なので、お手伝いさんの募集も一苦労。
本当に大変でしたが、何とか4日間、やり遂げました


そんな教室、今年もとっても内容盛りだくさんでしたよ


まずは、午前はみなさん待望の田植えです

まず、根本さんから田植えの説明です。
ほとんどの方が田植えが初めてなので、無農薬田んぼと普通の田んぼの違い、またレンゲやクズ大豆を肥料に使っている説明など「へ~」と感心していました。


さて、それではみなさん、田んぼへゴー
恐る恐る、あるいはキャーキャー言いながら泥のニュルっとした感触を味わってもらいました


去年まではきちんと線に沿ってみんなで揃えて植えてもらっていたのですが、ちびっこが多いこの教室、今年は思い切って自由に植えることにしました。

なのであちこちで、それぞれきちんと田植えをするご家族もあれば、すぐに泥遊びを始めたり、カエルを捕まえることばかりする子がいたり、本当に思いっきり楽しんでいましたよ



そして、うちの下の子も少し田植え


少し田植えをした後は、やっぱり昨年同様、今年も田んぼ風呂にゆっくりと浸かっていました


しばらく浸かった後は、やっぱり田んぼの一番の人気物、カエルですね


ず~っと握り締めたり、放してまた捕まえたりして、弱っていて、ちょびっとかわいそう
そんなことはおかまい無しで、膝の上に乗せて一緒に田んぼに漬かっていました


おたまじゃくしも泳いでいたり、小さなゲンゴロウ、タニシなどもいましたよ



午前中、親子みんなで田んぼを思いっきり満喫した後は、子供たちはお風呂タイム
これは、種籾を温熱消毒する機械なのですが、根本さんが毎年子供たちのお風呂として用意してくれるんです。
田んぼの中はあったかいけど、外に出ると寒いので、冷えた体を温めるのに子供たちにとってはとても嬉しい気配りなんです


そんな根本さん、まさに本業の田植えシーズン真っ盛りの中、PTAや色々な仕事を受け持ちつつ、このイベントにも準備のために時間を割いてくれているので、睡眠時間が3~4時間の状態が2週間ぐらい続いています。
睡眠不足ながら、職人技で釜炊きご飯を2つ×2回=4釜分炊いてくれました
しかし、暑い中、釜の前で薪を燃やすと汗だくだくで大変そうです


そして出来上がったのがたっぷりのご飯、しかも無農薬米、しかも1つは丹波黒大豆入り
おかずもママさん達が頑張って大量に美味しいものを作ってくれたので、超豪華です


釜炊きご飯はやっぱりおこげ、これも相変らず絶品ですよね~。醤油をかけて食べるともう、最高


倉庫に設営したスペースで、いっただきま~す
運営スタッフも入れると約80名ですから、本当に凄い人数です。



さて、昼食後は、倉庫の前のフリースペースで水をジャブジャブしながら泥んこ遊びをしながら、まったりタイム。


しばらく休憩をした後、午後はスイカなどの苗を畑に植えました
参加者の9割が苗を植えたことが無いという日もあり、苗の持ち方、接木苗のこと、輪作と連作障害、土壌消毒など色々な薀蓄を語りながら、ちょっとお勉強ちっくな時間を過ごしました。


そして、枝豆と落花生も。
枝豆が大豆の早採りであって、本来の旬は11月だということも、ほとんどの人が知らないので、みんな「へ~」とびっくりしていました。
まあ、私も知ったのは5年前ですけどね


さて、一通りプログラムを終えた後は、根本さん特性のヨーグルト&丹波黒大豆黄な粉を食べて、お土産には無農薬栽培大豆を好きなだけお持ち帰りいただきました

毎回思うのですが、少々やりすぎかな?

いったんプログラムが終了した後は自由解散です。


親御さんのご都合もあるので、すぐに帰る方もいれば、子供が「まだ遊びたい~」といって居残りするご家族も。

船で遊んだり



みんなで泥で家を作ったり



別に田畑が無くとも、水や泥や砂があって、騒いでも服を汚しても騒いでも何をしても大丈夫なスペースがあれば、子供たちは本当にいつまでも遊んでいるんですよ~。
それが子供の本能、天性ですからね



みんなが帰った後は、後片付け。
その間も、我が家の子供たちと根本さんの子供たちは日暮れまで、ず~っと遊んでいるんです。

根本さんの子供の長男が一番年上で、築くとその子がリーダーとなって、いつの間にかコンテナで大きな大きなタワーを作っていました


みんなで力をあわせて、知恵を絞って、自分の背丈の何倍もある、まあなんと高い塔を作ったんでしょう。本当に凄い


そして最後には、この搭を「1、2の3~」で一気に倒して遊んでいました

毎年、毎月こんなことをずっとやっている子供たちは、遊びの天性を自由に発揮できているし、本当に思いっきり遊びつくしているな~、と心からおもいます

そしてこんな好き勝手をやらせてくれる根本さんには感謝感謝です


帰りの道で、みんなが植えた田んぼには夕日が映っていました。なんと美しいのでしょう。



今年は、本当にどうしてよいかわからない程、たくさんのご家族がお越しになりました。
時代のニーズがどんどん深まっているのと、みんなの農村ネットワークの認知度が少しずつ上がっているんでしょう。

今まで半分ボランティアのようにやってきましたが、これだけの方々に対応をすると、ちょっともう手が回らなくなってきました。

きちんとスタッフを整え、体制を整え、みなさんのご希望にお応え出来る状態にしなくては、という思いが強くなった4日間でした。


そして、これだけの方々と接点をもてたこと、ご縁をいただけたことの意味を考え、今後の運営、そしてあり方、仕組みなど色々考えていきたいと思います。

毎年、本当にみなさんに喜んでもらえて本当に良かった、と思います。
そして今年は、率直に何とか4日間、体調を崩さず、大きな事故も無く、何とか乗り切れて良かった