心に染みいる生き方寺子屋「食と命の教室」

昨日は今年3回目の「食と命の教室」。今月は油を絞るためのヒマワリとゴマの種まきがメインです。

ということで、午前は種蒔き。

 

昼はいつもの通り美味しい菜食中心ご飯

ウーファーというファームステイの方が4人もいたので教室の参加者とあわせて、高柳さんのお母さん、なんと20人前を1人で作ってくれたんです

そして「たまには魚を食おうよ」ということで、動物性タンパク質、イワシの甘露煮が出てきてとっても美味しかった

午後は先月植え付けたミニトマトを見学したり、ちょっとナスの剪定を体験した後、田んぼへ。

3年ぶりに再開された榮太郎本舗の研修用の餅米田んぼで、草取りをみんなでしました。

電磁波が溜まっている現代人にとって素足で泥遊びをするのはとってもすっきりするんですよね~

という感じで自然の中でたっぷり田畑を体験したのですが、最後のお話タイムは「高柳家の養生話」です。

簡単に言えば、「昔ながらの伝統療法」を未だに実施している高柳さんのお話を聞きながら、例えば鼻水が出ただけで医者に連れて行くとか、自分の命を自分で診ないで医者に何でも任せてしまう現代人のおかしさなどを話あったわけです。

例えば、高柳さんも言っていますが、私がこどもの頃は「風邪を引いたら布団をかぶって汗をかいて熱を出せ」というのが当たり前でした。しかし、今はすぐに「医者に行け」となるわけで、老人だけでなく若い子も何かあったら養生をせず医者にいけばなんとなる、という発想になってしまっています。

高柳さんは「うちの親もいっていたけど、猫や犬を見てみろ、と。あいつらは調子が悪かったらご飯も食べずにずっと動かないで寝そべって休んでいる。生き物には本来治す力というのがあるんだ。それを今の人間は体調が悪くても仕事があるから、といって無理して医者にいって薬をもらったり。もっと言うと自分の体調が悪いかどうかさえわからない。それで無理して病気になる。自分の命を見る力というのかな、抵抗力が備わっていてそれは自分の意思ではなく遺伝子に組み込まれているんだから、それを発揮出来るように養生することが大事なんだよ」と。

また、「今の人間の医療を見ていると有機農業の野菜と同じだよ。キュウリが例えば病気にかかると縮こまってしまってくしゃくしゃになる。それでも元気だと次の葉っぱはまたしっかり広がって出てくる。それを病気や虫が付くといけないからといって農薬を撒く回数や種類を決めて防除歴といって撒く。本来、野菜だって病害虫に抵抗する力をもっているのだから、そういった生命の力が発揮されるような環境を整える事に力を注ぐのが農家なのに、そういった思想というのかな、考えをもった農家がいなくなっちゃったんだよ。それは人間にも言えるよ」と。

そんな話をあれやこれやしていて、みんな今の時代のおかしなところに共感していました。

今年の参加者にもガンやアトピーを患った方がいますし、また耳が聞こえない方など様々な方が参加しているけど、例年とはまたひと味違う「自然から学ぶ生き方寺子屋」のようになっているな~と感じます。

自力で都会で頑張って働く消費生活にコロナが重なり、「このままでいいのか?」と思う人が率直に高柳さんの生き方や農のある暮らしに惹かれ感動し涙する人もいます。「行き詰まり命を絶った同僚もいた中で、ここに来ている自分は救われています」と言う人も。

昨日の高柳さんのお話も参加者のお話もしびれたな~

夢や目標を持て事が正しいとされる今の社会のいびつさや、病気にもなっていないのにワクチンを打たされる人の悩みまで、色々な話題が出ました。最初の数年とは質が変わってきていて、ここ数年は高柳さんと参加者の心のかけあいが見事に重なりあって、私の心にもグッときます。

 ウーファー(ファームステイしている方)も何人か居て、定年退職したあと8年もの間、全国の有機農家を回っている元高校教師は「いかに自分が小さな世界で生きていたかに気づきました」と言っていたり、北海道のシュタイナー学校を卒業したあと援農に来ている19歳の女の子、また、大学生になって引きこもりになった男子とお母さんもいて、高柳さんは「それは君が正しい。学校がおかしいんだ」といつも通りの話をしていました。

高柳さんはいつも言うのが「おかげさまなんだよ。自分の体だけど心臓は自分で動かしているんじゃない。心臓が動いてくれているから生きていられる。自分があるのも両親やご先祖様がいて自分がある。食べ物もそう。自然があって初めて人間が生きていける。そう、おかげさまなんだよ。そうすると感謝の心が生まれてくるんだよ。そういうことを感じられない世の中になってきているのはおかしいよね」

こんな当たり前のようなことを当たり前として実践して生きてきた高柳さんのような存在価値が、ますます高まっている時代だな~と、心から思います。